苦手な筋トレメニューもやってるうちにできるようになる

スロートレーニングのメニューの中で、苦手なものがあるという方は多いのではないでしょうか。

私も始めた当初は、うまくできないメニューがいくつもありました。やっていても全く筋肉に効いていないようなものもあれば、全然体が持ち上がらないといったものなど、何種類かありましたね。

そのたびにスロトレ完全版のDVDを見たりして、動きを確認していました。でも、何回もDVDを見るよりも、とにかく思うようにできなくても、継続しているうちにうまくできるようになるものだということがわかりました。

体の可動域がちょっとずつ広がる

苦手なメニューができるようになってくるのは、一言でいえば慣れということなんでしょう。とにかくどんなことでも、やり続けることで体が学習して、うまくできるようになるのだと思います。

また、同じメニューを続けていれば、少しずつ体の可動域が広がっていくというのも、うまくできるようになる理由なんだと思います。

私は、アームレッグクロスレイズが最初はうまくできませんでした。

自分では、DVDで見たのと同じように体を動かせていると思っていたのですが、筋肉に効いている感じがありませんでした。

アームレッグクロスレイズは、背中を反らして背筋を鍛えるメニューですが、やり始めた時は、まったく背筋が鍛えられているという実感がなく、ついつい背中を反らしすぎて、翌日から10日間くらい腰が筋肉痛のような痛みに襲われるということが何度もありました。

そのたびにしばらくアームレッグクロスレイズを休んで、腰の痛みがなくなったら再開するということを繰り返しているうちに、いつのまにかエクササイズ中に背筋に効いているという感覚が出てくるようになりました。

そこで、自分の動きを分析してみたところ、以前までは、足の付け根から下を反らすような動作だったのが、最近では腰のあたりから足を反らせるようになっているのがわかりました。おそらく、これが背筋に効いている理由なんだと思います。

クランチについても同じようなことが言えます。

以前は、首だけを起こすような動きしかできなかったのですが、最近ではミゾオチのあたりから上体を起こせるようになり、お腹全体の筋肉に効いているという感覚がありますね。

スロトレ後のストレッチで体が柔らかくなっている

体の可動域が広がっている理由には、スロトレ後のストレッチも効果があったような気がします。

スロトレは、筋肉に力が入りっぱなしの状態でエクササイズするため、血流が抑制されます。これが成長ホルモンを大量分泌できる理由なのですが、エクササイズ後は、速やかに血流を開放するためにストレッチをする必要があります。

アームレッグクロスレイズの後は背中を丸めて伸ばすストレッチ、クランチ後は背中を反ってお腹を伸ばすストレッチをします。

これらのストレッチを毎日行っているうちに次第に背中をちょっとずつ反ることができるようになり、アームレッグクロスレイズの時に腰のあたりから足を反ることができるようになったのかもしれません。

鍛えたい筋肉があるけども、そこを鍛えるメニューが苦手なので、やっていないという方も、とにかく長く続けているうちに少しずつできるようになってくるので、すぐにあきらめずにコツコツと無理せず継続してください。