伸ばしすぎないようにすると負荷が増す

以前にも書いたと思いますが、スロトレをする時は、できるだけ関節を伸ばさないようにすると負荷が増します。

スロトレの基本は、ノンロックです。つまり、関節を伸ばしきったり曲げきったりしないことが重要です。こうすることで、筋肉に力が入りっぱなしの状態を持続させることができ、筋トレの効果が高まります。

エクササイズ中に曲げきってしまうということは、そんなに起こらないのですが、伸ばしきってしまうということは無意識のうちに起こってしまうので、注意しなければなりません。

慣れてきたときほどノンロックを意識する

私は、スロトレを始めて2年近く経っているので、各メニューの動きは暗記しており、わざわざスロトレ完全版のDVDを見ながらスロトレをすることはありません。しかし、こういう慣れの状態に入ってしまった時ほど、ノンロックを忘れてしまうんですよね。

実際には、エクササイズ中に関節を伸ばしきっているということはないのですが、筋肉から少し力が抜けるところまでは関節を伸ばしていることに最近気づきました。

そこで、動作を小さくして、関節を伸ばさないようにしてみました。すると、いつも行っているメニューなのに負荷がまったく違うことに気づきました。

関節を以前よりも伸ばさないようにしたことで、あまり筋肉が動いていないのですが、しかし、筋肉に与えている負荷がまったく違うのです。

例えば、シーシースクワットをしている時だったのですが、以前は、膝は伸ばしきらずにトレーニングをしてはいたのですが、膝を伸ばす動作の時に一番伸びきったところで、筋肉から若干力が抜けているような気がしました。そこで、膝を曲げた状態から伸ばしていくときに以前よりも膝を伸ばさないようにしてみました。

この動きに変更したところ、シーシースクワットの後の膝上の筋肉のパンプアップが、すごいことになりました。パンプアップは、筋トレ後に起こる筋肉が熱くパンパンに張る状態です。スロトレを始めたばかりの時は、どのメニューもパンプアップがすごかったのですが、継続期間が長くなるにつれて、体が慣れてきて、以前ほどパンプアップしなかったんですよね。

他にプッシュアップ(腕立て伏せ)でも伸ばしきらない動作を試したところ、やはり、以前よりもパンプアップするようになりました。

何でもそうですが、慣れてくると、動きが雑になってしまうものです。筋トレの効果が落ちてきたかなと感じた時は、今一度、動作を確認するべきですね。

私も、再びスロトレ完全版のDVDで動作を確認する必要がありそうです。