スロートレーニングの負荷が弱く感じたら何度でも動作を見直す

スロートレーニングを続けていると、負荷に慣れてきて楽にエクササイズできるようになります。

この状況になった時には、今よりも強い負荷でスロトレをしなければ、トレーニングの効果を得ることができません。スロトレ完全版には、メニューごとに3段階の負荷が紹介されていますので、負荷が弱く感じるようになったら、同書に掲載されている方法で負荷を強めると良いでしょう。

でも、負荷を強める前にまずは現在のエクササイズ中の動作を再確認してください。

負荷が弱く感じた時は動作が雑になっている場合が多い

私の経験だと、トレーニングの負荷が弱く感じ始めた時は、エクササイズ中の動作が雑になっていることが多いです。

プッシュアップだと動作が少し早くなっていることがありますし、アームレッグクロスレイズなら膝がしっかりと伸びていないことがあります。こういった雑な動作に気づき、正しい姿勢でエクササイズをするようにしたら、負荷が強く感じるといったことはよくあります。

ほんの少しの動きの違いなのですが、負荷が全然違ってきますので、正しい姿勢でスロトレを行うことは非常に大事なことです。スロトレ中の負荷が弱く感じるようになったら、まずは動作を再確認することをおすすめします。

ノンロックができていないこともよくある

また、スロトレで負荷を感じにくくなる原因として、ノンロックが意識できていないといったこともあります。

関節を伸ばしきったり曲げきったりすると、その瞬間に力が抜けて筋肉を休ませてしまうので、同じ10回のエクササイズでも、かなり楽に感じます。なので、関節を伸ばしきらない、曲げきらないというノンロックをしっかりと意識するだけでも、負荷が強く感じ、トレーニングの効果をより高めることができます。

ノンロックを意識すると、エクササイズ中の苦痛が増すので、ついつい関節を伸ばしきりたくなります。でも、そこを我慢してエクササイズ中に筋肉を休ませないようにしましょう。どうしても、これ以上はトレーニングを継続できないと感じた時は、そこでやめてしまっても構いません。

ノンロックを意識した正しい動作でスロトレを行ってたのなら、目標の回数をこなせなくても、筋肉が熱く張ってくるパンプアップの状態になります。パンプアップすれば、成長ホルモンがしっかりと分泌され始めるので、筋力アップやダイエットの効果を得られているはずです。

私も、最近、スロトレが楽に感じて来たなと思っていましたが、動作を再確認してみると、動きが雑になっていたり、ノンロックが中途半端だったりしました。そこで、正しい姿勢でエクササイズすることを意識したら、これまでよりも負荷を強く感じることができたので、まだまだ現在のスロトレメニューでも筋力アップの効果を得られそうです。

何となくトレーニングが楽に感じるなと思った時は、エクササイズ中の動作を再確認すると、新たな発見があるかもしれませんよ。