夏はアイスクリームではなくバターを食べて糖質摂取量を制限する

夏になると暑さで食欲がなくなり、ざるそばや冷やし中華のようなさっぱりとしたものを食べたくなります。また、間食時には冷たいかき氷やアイスクリームなんかにも、ついつい手が伸びそうになりますね。

私は、糖質制限をしているので、これらの食べ物に手が出るということはありません。むしろ、そばなどの麺類には糖質が過剰に含まれているので、食べれば逆に体が疲れやすくなります。ただ、暑さを何とかしようと、冷たい物を食べたくなることはあるのですが、そういった時でも、冷たい麦茶なんかを飲んで暑さを和らげています。

バニラアイスのようにバターを食べる

しかし、昔を思い出してバニラアイスを食べたくなることが、たまにあります。バニラアイスと言わず、カラフルなシロップがかかったかき氷なんかも夏になると食べたくなりますね。おそらく、私だけでなく糖質制限をされている方の中には、アイスクリームを食べたくなった方がいらっしゃるでしょう。

そういう方に試してもらいたいのがバターです。

バターをどうするのかと言うと、そのまま食べるのです。バターは脂質が多いので、気持ち悪くなるんじゃないかと思うでしょうが、私の場合はそんなことはないですね。食感はバニラアイスとほとんど同じです。違うのは塩味と言うことくらいでしょうか。むしろ、バニラアイスよりも食感はバターの方がいいですね。

私は特に冷やしてはいませんが、食べる前に冷凍庫に1時間ほど入れておけば、バターが冷たくなって本格的なアイスクリームのように食べれるのではないでしょうか?

夏の便秘予防にもなる

夏になると、知らず知らずのうちに体内の水分量が少なくなっているせいか、便通が悪くなることはありませんか?

なんか腸内まで水分不足になっているような感じで、便が乾燥したように硬くなっている感覚。もしも思い当たる方は、脂質の摂取不足でしょうね。そういう方こそ、アイスクリーム代わりにバターを食べると良いでしょう。

バターには、100グラム中80グラムほどの脂質が含まれています。しかも脂肪酸総量の約70%が飽和脂肪酸というすばらしい脂肪分です。サラダ油やキャノーラ油のような植物油に多く含まれている不飽和脂肪酸は酸化しやすいので、良質な油脂とは言えません。不飽和脂肪酸にはαリノレン酸やリノール酸といった必須脂肪酸も含まれていますが、これらの脂肪酸も酸化しやすいので、摂り過ぎには注意が必要です。

便秘予防には食物繊維をたくさん摂ることが重要だと言われますが、私が自分の体で試したかぎりでは、食物繊維は便の量を増やしますが、便通をスムーズにする効果はないように思います。便通の悪さに悩んでいる方は、食物繊維よりも脂質をたくさん摂取することを考えましょう。バターなら、牛脂やラードをそのまま食べるよりも食べやすいです。

よつ葉バターがカップに入っているので食べやすい

バターなら、何でも構わないでしょう。ホテルで使っているような高級なバターでも、よく知らないメーカーの安いバターでも、とにかくバターであれば私は気にせずに食べます。

ただ多くのバターが、200グラムの固まりが銀紙に包まれていて、紙のケースに入っていますから、食べにくいという欠点があります。大体、パッケージのデザインは、どのメーカーのバターも黄色の長方形ですよね。

でも、よつ葉バターは、アイスクリームのようなカップに100グラム入っているので、とても食べやすいです。スーパーで購入するときは、アイスクリーム用のスプーンをもらって、それでバターをすくって食べています。まさにバニラアイスを食べているような気分でありますよ。

味は塩味なので、バニラアイスとは違いますけどね。

また、よつ葉バターには発酵バターもあります。こちらは、普通のバターよりも塩分が少ないので、塩味が控えめです。ほのかに発酵食品独特の香りも漂ってくるので、ヨーグルトやチーズが好きな方なら、発酵バターが美味しく感じるかもしれませんね。

私の近所のスーパーでは、よつ葉バターは258円(税別)で売られています。発酵バターは295円(税別)と少々高めです。

糖質制限中でアイスクリームが恋しく感じた方は、バターを食べてアイスクリームを食べた気になってはどうでしょうか?無塩バターに血糖値を上げないラカントSのような甘味料を加えれば、よりバニラアイスに近づくかもしれませんね。でも、糖質制限に慣れるためには、甘味料を使わない方が良いですよ。

それにしても、バター不足は何とかならないものでしょうか?

バターの輸入量は、農畜産業振興機構という組織が、国内の需要量を予測して決めているそうですが、需要予測を誤れば国内の供給量が不足してしまいます。おそらく、国内の酪農家保護といった目的があるのでしょうが、それなら、バターに関税をかければ良いと思うのですが。そうすれば、商社が儲かりそうな分だけバターを輸入して、国内需要と供給量が一致して、消費者も喜びそうなものなんですけどね。

バター不足のせいで高額な値をつけて販売している業者もいますが、問題の本質はバターの輸入量をひとつの組織が決定していることにありそうです。