大人になったら栄養学の本を読んで食品に対する思い込みを修正しましょう

健康に良い食品はなんですか?

そう尋ねられると、ニンジン、キャベツ、トマト、青魚、玄米など、頭にいろいろと思い浮かぶでしょう。では、これらの食品が健康に良いと知ったのは何がきっかけでしょうか?おそらく、多くの方が、食品についての知識を両親から習っているはずです。そして、両親から教えられたことを信じて大人になり、子供の時と同じ感覚で食事をしていると思います。

最近、私は、自分の両親から教えられた食品の知識には間違っていることが多いなと考えるようになりました。

両親が栄養学を勉強しているか

そもそも、私の両親は管理栄養士ではないので、両親が持っている栄養の知識は専門的ではありません。日本の人口に占める管理栄養士の数がどれくらいなのか知りませんが、自分の両親のうちどちらかが管理栄養士だという人は少数派だと思います。

そうすると、自分の両親は、高確率で栄養学の素人なわけです。でも、子供の時に教えられたことは大人になっても守り続ける人が多いでしょうから、両親から間違った栄養の知識を教えられても、それに気づくことは滅多にないと思います。

きっと、冒頭での質問に対する答えは、多くの人が両親から教えられた食品を並べたものになっていることでしょう。そして、健康に良い食品と列挙したものの中で、ビタミンやミネラルがどれくらい含まれているのかをよく知らない人も多いことでしょう。

おそらく自分の両親も、祖父母から栄養のある食品を教えられて育っているでしょうし、祖父母も自分の両親から食品に関する知識を得ていると思います。祖父母以前から、栄養価の高い食品をちゃんと教えられていれば、自分の家系は健康的な食事をし続けているでしょう。しかし、昔は栄養学が発達していませんでしたし、現代の栄養学も確率論に頼る部分があるので、健康的な食生活を代々続けている家はほとんどないはずです。

栄養学の本を読む

自分のこれまでの食生活が健康的なものだったのかどうかを知るためには、管理栄養士などの専門家に聞くしかありません。でも、わざわざ栄養の専門家に教えてもらいに行くのは面倒です。だから、大人になったら、自分の両親に教えられてきた栄養の知識が正しいのかどうかを確認するために栄養学の本を1冊は読んでおくのがおすすめです。

このブログでは、よく川島由起子先生監修の「カラー図解 栄養学の基本がわかる事典」を紹介しています。

この本は、栄養学の初学者でも割と読みやすく、特に糖質や脂質からどのようにしてアデノシン三リン酸(ATP)というエネルギーが作り出されるのかがわかりやすく解説されています。太るか痩せるかは、摂取カロリーと消費カロリーで決まると思っている人は、まず、体内でどのようにエネルギーが作られるかを知った方が良いです。ATP産生を大まかにでも理解できれば、現代のカロリー理論が何かおかしいなと気付くはずです。

また、ビタミンやミネラルの働きも解説されており、ビタミンやミネラルの種類ごとに栄養素が多く含まれている食品も掲載されています。この部分を読むだけでも、これまで栄養価が高いと思っていた食品が、実はそれほどでもなかったと気付けます。

食品の栄養素については、カロリーSlismというWEBサイトでも調べられます。こちらも利用すれば、食品ごとにどれだけの栄養素が含まれているかを把握できますよ。

科学の進歩に伴って栄養学も変化しますから、子供の時に両親から教えられた栄養常識が、ある時覆されることもあります。そもそも、昔から間違っていた知識を教えられて育っていることもあるでしょう。とりあえず、大人になって健康を意識するようになったら、栄養学の本を1冊は読むことをおすすめします。