運動前に糖質を摂取しないと力が出ないわけなかろう

運動前には、しっかりと食事をしないと力を発揮できません。

という話を聴いたことがあるのではないでしょうか?

運動前の食事とは、つまりエネルギー補給をしなければならないということなのでしょう。確かに空腹で運動をすると、エネルギー不足で本来の力を出せないような気がします。だから、エネルギーとして使われる糖質くらいは、おにぎりやパンなどで補給しておくべきじゃないかと。

でも、この理屈って本当なのでしょうか?

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タンパク質の寿命の短さには驚く

人間の体の20%は、タンパク質でできています。水分が約60%ですから、水分を除けばタンパク質が身体全体の半分を占めていることになります。

体に占めるタンパク質の割合が高いということは、それだけ体にとって重要な成分であると言えそうです。ところが、タンパク質は重要な成分であるのにその寿命は、とんでもなく短いのです。

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スロトレ8年1ヶ月経過報告

11月に入り、秋の深まりを感じます。

10月初旬は、まだ夏のように暑い日があったのですが、一気に気温が低くなり秋らしくなってきましたね。でも、今年の秋は例年よりも暖かいそうな。一気に気温が低下したためか、朝方は寒く感じるのですが、それでも暖かい方なんでしょうね。

それでは、直近1ヶ月間のスロートレーニングの成果を報告します。

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抗糖尿病薬メトホルミンが抗がん薬として使用されているようだけど

2型糖尿病患者に処方される薬にメトホルミンがあります。

メトホルミンは、肝臓での糖新生を抑制することで、血中のブドウ糖(血糖)が増えないようにする薬です。血糖値は、糖質が含まれている食品を食べると上がりますが、肝臓での糖新生でも上がります。だから、糖新生を抑制するメトホルミンを飲めば、血糖値が上がりにくくなります。

このメトホルミン。最近では、抗がん薬としても使われているようです。

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ビタミンB₂の摂取量を増やしてみた結果

人間が食事から摂取しなければならないビタミンB群には8種類あります。

ビタミンB群は、アデノシン三リン酸(ATP)というエネルギーを作るために欠かすことのできない栄養素なので、普段の食事からしっかりと摂取しておきたいですね。ちなみにビタミンB群は肉、卵、魚に多く含まれている傾向にあります。

ビタミンB群のサプリメントを服用すれば、不測のリスクはまずありません。私もビタミンB群のサプリメントを服用しているのですが、摂取量を増やすとどうなるかを実験してみました。

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1日歩かないだけで体重が増えた

私は、どこに行く場合でも、大概は歩きます。

自宅から駅までは、徒歩で25分前後ですから、往復で約50分歩きます。しかも、自宅が坂の上にあるので、帰りは歩いているだけでも結構な運動になります。

自宅と駅の往復以外でも歩いていますから、平均すると1日1万歩は歩いていそうです。以前は歩数計でどれだけ歩いているかを計測していましたが、今は歩数計は使っていません。自宅と駅までで3千歩以上ということがわかったので、歩数計が必要なくなりました。

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自分がどれだけ食べているかを把握するのは難しい

以前に日本人の摂取カロリーと肥満率の推移を調べたことがあります。

この時、日本人の摂取カロリーは減っているのに肥満率が上がるのはなぜなのかを考えたのですが、結局、統計からは何もわからないという結論で締めくくっています。そもそも、現代のカロリー理論が明らかに間違っているというのもあるのですが、ほとんど運動をしない人でさえ、平均的な摂取カロリーでは痩せていく計算になるのが不思議でした。

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スロトレ8年経過報告

10月に入ったのになんという暑さ。

台風が接近していることが暑さの原因なのでしょうが、9月末でも最高気温が30度になるのは、さすがに暑すぎじゃないですか。自然現象だから仕方ないことですが、そろそろ涼しくなってほしいですね。

月初ということで、毎月恒例となっている直近1ヶ月間のスロートレーニングの成果を報告します。

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糖質制限をすると筋肉が分解されてアミノ酸が糖新生に使われるのか?

米、小麦、砂糖、果物、根菜など炭水化物(糖質)の摂取量を減らす糖質制限をすると、様々な体調不良を起こすと警鐘を鳴らす人がたくさんいます。

例えば、糖質を摂取しないと低血糖になって倒れてしまうといった糖質制限批判があります。しかし、人体には、タンパク質や中性脂肪からブドウ糖を作り出す糖新生という仕組みが備わっているので、究極の飢餓状態でなければ低血糖で倒れることはありません。

体内でブドウ糖を作り出せる事実が世の中に広まると、今度は、「糖質制限をすると、筋肉が分解されてアミノ酸が糖新生に使われるので、筋肉がやせ細ってしまう」と言い始めました。

これって本当なの?

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糖質制限中の糖質摂取で血糖値が急上昇して大変だ!それは正常な反応だよ、君。

米、小麦、砂糖、果物、根菜など、糖質が多く含まれている食品を食べるのを控える糖質制限をしていると、血糖値が上がりにくくなります。

血糖値は、血液の中に含まれるブドウ糖の量がどれくらいあるのかという値ですから、糖質を摂取しなければ血液の中にブドウ糖が入って来なくなるので血糖値は上がりません。そうすると、糖質制限をしていると、徐々に血糖値が下がって行って、やがて低血糖で倒れてしまうのではないかと思いますが、それも起こりません。なぜなら、糖質を摂取していなくても、グルカゴン、コルチゾール、アドレナリン、成長ホルモンといった血糖値を上げるホルモンが分泌されるからです。

これら血糖値を上げるホルモンを総称してインスリン拮抗ホルモンといいます。糖質制限をしていると、インスリン拮抗ホルモンの分泌が増えるので、血糖値が下がらずに済みます。

では、糖質制限中に糖質を摂取したら、どうなるのでしょうか?

もちろん、血糖値が大幅に上がりますよ。

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