筋トレをした後は、鍛えた筋肉が熱くなり、盛り上がるように膨らみます。これをパンプアップといいます。
スロートレーニングでは、軽い負荷と少ない時間でパンプアップすることが可能で、通常の自重を利用した筋トレと比較すると効果的に筋力アップできます。パンプアップは、うまく筋肉を鍛えることができたかどうかの指標となるので、スロトレ後は必ず鍛えた筋肉を観察して、熱く盛り上がっていることを確認しましょう。
また、パンプアップしている筋肉を見ると、「しっかりと鍛えることができたなあ」という充実感があるので、スロトレを継続する励みとなります。エクササイズ後のパンプアップした筋肉を見て、日々満足しているのが、私がスロトレを継続できている理由のひとつでもあります。
そこで、今回は、私が最もパンプアップするスロトレメニューを3つ紹介します。
1.満足度100%のプッシュアップ
私が、スロトレメニューの中で、エクササイズ後最も満足感を得られるのがプッシュアップ(腕立て伏せ)です。
プッシュアップは、エクササイズ中、二の腕から大胸筋にかけて筋肉が熱く張ってくる感覚があります。他のメニューの場合は、エクササイズ終了後から筋肉が盛り上がってくる感じです。
エクササイズ中からパンプアップするので、実践中はとても苦しいのですが、10回終えた後の解放感は何とも言えない心地良さがありますね。
二の腕は一回り太くなったように見えますし、大胸筋もグッと盛り上がって胸の中心の縦筋が深くなります。2セット目のプッシュアップを終えた後は、パンプアップしている時間が1セット目よりも長くなるので、とても充実感があります。
ただ、パンプアップしても、2時間くらいしたら完全に元に戻っているんですけどね。
2.一時的でも腹筋が割れるクランチ
6つに割れた腹筋は、誰でも憧れます。
なかなか腹筋を割るのは難しく、そう短時間で実現することはできません。しかし、腹筋を鍛えた直後ならパンプアップしているので、自分の腹筋が6つに割れた姿を見ることができます。
スロトレ完全版では、腹筋を鍛えるメニューにニートゥチェストとクランチが紹介されていますが、負荷の強さはクランチの方が上です。
私は、クランチを1セット10回行っています。8回くらいしたところで、腹筋がとても痛くなり、歯を食いしばりながら残り2回上体を起こして、1セットを終了します。クランチを終えた後は、お腹が痛くて床に寝転がってしまいますね。
クランチを終えた後のお腹は、中心に縦筋がくっきりと入り、左右の筋肉がグッと盛り上がります。この時だけは、腹筋が6つに割れているのがはっきりとわかりますね。この状態を維持できればいいのですが、さすがに時間が経つと元に戻ってしまいます。
3.テニスボール1個分膝上が盛り上がるスクワット
ジャージを履いていると気付きにくいのですが、スクワット後の膝上のパンプアップも見事なものです。私の場合、盛り上がり具合はテニスボール1個分ほどですね。
膝上の筋肉を強化するには、しゃがむ時にお尻を後ろにあまり突き出さないのがポイントです。ただ、私はこの方法で左膝を痛めたので、しゃがむ時はお尻を後ろに突き出すようにした方が良いですね。
膝上に効かすためには、上体を後ろに反るシーシースクワットがおすすめです。シーシースクワット後は、通常のスクワットよりも 太ももの表側が疲れやすいので、その分、膝上の筋肉がよく盛り上がります。膝を曲げている状態では、パンプアップしているのがわかりにくいので、足を伸ばして観察するのがおすすめです。
以上が、私が最もパンプアップするスロトレメニューです。
パンプアップした筋肉を見ると、また次も頑張ろうという気になるので、エクササイズ後は毎回確認した方が良いですよ。