エネルギー論一覧

グルコースと中性脂肪の行方はどうなっているの?

グルコース(ブドウ糖)と中性脂肪は、体内でアデノシン三リン酸(ATP)と呼ばれるエネルギーを作り出すための材料となります。

グルコースも中性脂肪も、何段階もの反応を経て、細胞質の中にあるミトコンドリアに入ります。そして、クエン酸回路(TCA回路)が回り、たくさんのATPが作られます。

それなら、グルコースも中性脂肪も両方まとめてミトコンドリアに送り込めば、大量のATPを一度に合成でき、とんでもないパワーを発揮できるのではないかと考えてしまいますが、我々の身体は、そう都合よくはできていません。

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アミノ酸は種類によってクエン酸回路への合流点が異なる

タンパク質のカロリーは、1グラム当たり4kcalとされています。

以前、これが嘘くさいということを記事にしたことがありますが、やっぱり今でも嘘くさいなと思っています。

タンパク質は、20種類のアミノ酸の集合体です。バリンとかロイシンとか、いろいろとアミノ酸はありますが、どのアミノ酸も1グラム当たりで同じ量のエネルギーを作り出せなければ、タンパク質のカロリーが1グラム当たり4kcalとは言えないはずです。

ということで、どのアミノ酸からも、同じ量のエネルギーを作り出せるのかを考えてみましょう。

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クエン酸回路の仕組みをわかりやすく説明するよ

人間は、エネルギーを自前で作り出して様々な活動をしています。

エネルギーの元となるのは、主に脂質、糖質、タンパク質の三大栄養素です。これらが口に入り、消化されて体内に吸収されると、体作りに使われるものとエネルギー利用されるものに分かれます。

ここで、エネルギー利用される三大栄養素は、細胞内のミトコンドリアに運ばれて、大量のアデノシン三リン酸(ATP)と呼ばれるエネルギー通貨が作り出されます。

このATP産生に重要な働きをしているのが、クエン酸回路(TCA回路、TCAサイクル)と呼ばれるミトコンドリア内での化学反応です。

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ビオチンは糖新生や脂肪酸合成に必要な栄養素

ビタミンB群の一種にビオチンという栄養素があります。

ビタミンB群をサプリメントで補給している方だと馴染みのある栄養素ですが、そうでない方だと知らないかもしれませんね。

ビオチンは、必須の栄養素であるため欠かすことができません。不足すると糖新生や脂肪酸合成に不都合が生じるので、不足しないように補給しておきたい栄養素です。

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パントテン酸は糖質と脂肪酸の代謝に関わる

ビタミンB群の一種であるパントテン酸は、体内で糖質と脂肪酸からエネルギーを作り出すために重要な働きをしています。

しかしながら、エネルギー不足にならないようにパントテン酸をしっかりと摂取しましょうといったことを聞く機会はほとんどありません。パントテン酸は、多くの食品にまんべんなく含まれているので、まず不足することはないため、しっかりと摂取しなさいと言われにくいのでしょうね。

だからと言って、パントテン酸を無視して良いわけではありません。パントテン酸は、エネルギー産生にとても重要な働きをしているので、無理なダイエットをしているとパントテン酸が不足し、それに伴ってエネルギーも不足する危険があります。

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葉酸は細胞分裂に不可欠の栄養素

最近、妊活という言葉をよく聞くようになりました。

妊活は、妊娠しやすい体作りのための活動ということですが、その活動の中に葉酸を多く摂取することも含まれているようです。

ビタミンB群の一種である葉酸は、プテロイルグルタミン酸とも呼ばれており、人体にとって必須の栄養素です。だから、食事から、しっかりと補給する必要があり、特に妊娠を計画している女性は、通常よりも多くの葉酸を摂取することが推奨されています。

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ビタミンB₁₂はホモシステインからのメチオニン合成に欠かせない

ビタミンB群の一種であるビタミンB₁₂は、あまり注目されることがない栄養素です。

でも、必須の栄養素なので、不足すると健康面に悪い影響を与えますから無視することはできません。だから、ビタミンB₁₂の体の中での働きを知っておくことは、健康維持のために大切です。

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ビタミンB₆はアミノ酸の合成と分解に必要

筋トレをしている人は、タンパク質を多く摂取していることと思います。

肉や卵をたくさん食べる人もいるでしょうし、手っ取り早くプロテインを飲んでタンパク質を補給している人もいるでしょう。

しかし、タンパク質をたくさん摂っているだけで良いわけではなく、タンパク質の量に応じてビタミンB₆も摂る必要があります。ビタミンB₆は、タンパク質を構成するアミノ酸の合成や分解に必要となる成分ですから、これなしには体作りはできません。

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ナイアシンはATP産生のための電子の受け渡しに必要

ビタミンB群の一種にナイアシンがあります。

ナイアシンは、我々の体の中で、糖質、脂質、タンパク質の三大栄養素からアデノシン三リン酸(ATP)というエネルギーを作り出すために非常に重要な役割を果たしています。

ちょっと歩くだけでもATPは必要ですし、何もせずダラダラしている間も、体の中の内臓を働かせるためにATPは必要となります。そして、ATPが作られる過程でナイアシンは欠かすことができません。

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ビタミンB₂は脂質代謝に大切

ダイエットで痩せるためには、体に蓄えた中性脂肪を減らす必要があります。

中性脂肪を減らすためには、運動をするとか、食事制限をするとか、いろいろなことが言われていますが、栄養の視点で見ると、ビタミンB₂の摂取が重要となります。

どのようなダイエット法を採用したとしても、中性脂肪を減らすにはビタミンB₂は欠かせませんから、不足しないように摂取したいですね。

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