ヒトが食べる食物には、糖質、脂質、タンパク質といった三大栄養素が含まれています。この三大栄養素は、エネルギーの元となりますが、人体は、三大栄養素のエネルギーを直接利用して活動してはいません。
ヒトにとってのエネルギーは、アデノシン三リン酸(ATP)です。ATPは、アデノシンにリン酸が3個くっついた物質で、リン酸が1個外れるとエネルギーが放出されます。その放出されたエネルギーを使って、ヒトは、手を動かしたり、歩いたりしています。
このATPの合成のために三大栄養素に含まれているエネルギーは使われます。