ニートゥチェストは足をしっかり伸ばした方が効果的

腹筋を鍛えるメニューにニートゥチェストがあります。

ニートゥチェストは、長座した状態で足を上下に動かすエクササイズです。腹直筋の他に下腹部の奥にある大腰筋も鍛えることができるので、お腹を引き締めるのに効果的です。また、太ももも同時に鍛えることができます。

私も腹筋を鍛える時は、ニートゥチェストをしています。

で、最近、ニートゥチェストは、足を下げた時にしっかりと足を伸ばすと腹筋への負荷が強くなるということに気が付きました。

動作の確認が大事

スロトレ完全版では、ニートゥチェストの負荷を変えることができるようにイージ―、スタンダード、ハードと3段階のメニューが解説されています。

イージーは、片足ずつ足を上下に動かすやり方で、これは初心者向きです。

スタンダードは、床から両足を少し浮かせた状態で、膝の曲げ伸ばしをします。

ハードは、床から両足を少し浮かせた状態で、膝を曲げずに脚を上下に動かします。

当然のことながら、ハードが一番きついです。スタンダードとハードでは、負荷がかなり違いますので、なかなかハードに移行するのが難しいですね。なので、私も、ニートゥチェストはスタンダードでやっています。

同じ負荷を続けていると、次第に筋力が付いてくることから、やがて楽にメニューをこなせるようになります。楽に感じ始めたら、負荷を強めるためにスタンダードからハードに移行するのが良いわけですが、ここでもう一度、エクササイズ中の動きを確認することも重要です。

実際に筋力アップして、エクササイズが楽になっているのなら素晴らしいことです。

でも、筋力アップ以外にもエクササイズが楽になる理由があり、こちらは好ましいことではありません。それはどういうことかというと、動作が雑になってトレーニング中の苦痛が緩和されているということです。

スロトレを始めた当初は、スロトレ完全版に付属しているDVDを見ながらメニューをこなしていたので、正しい動きでエクササイズすることを意識しますが、慣れてくると、DVDを見なくなり、やがて、動きに癖がついてきます。それが原因で、動作が雑になり負荷が軽減されることで、楽にメニューをこなせるようになるわけです。

ニートゥチェストの場合だと、足をお腹に近づけていく動作の時はそれほど雑にならないのですが、足を床に向かって下ろしていくときに動作が雑になることがわかりました。

どう雑になるのかというと、膝を完全に伸ばしきらずに、再び足をお腹に向かって近づける動作に移行しようとしてしまうのです。

足を下した時は、膝がしっかり伸びきっていることを確認するだけでも、負荷が全然違います。膝を伸ばしきった時には、1秒間その状態を維持してから次の動作に移ることが大切ですね。

これをするだけでも、腹筋がプルプルと震える位に負荷が増します。

スロトレに慣れてきたときこそ、動作を確認するのが重要だということを再認識しました。

まだまだニートゥチェストはスタンダードからハードに移行できそうにはないですね。