逆立ちは成長ホルモンが分泌されるのではないか?

最近、逆立ちをしていて気付いたことがあります。

それは、逆立ち中は両腕の筋肉に力が入りっぱなしになるということです。当たり前じゃないかと思うでしょうが、これって意外と重要なことではないかと思うんですよね。

スロートレーニングも、ゆっくりと筋トレをすることで、筋肉に力が入りっぱなしの状態になります。つまり、スロトレも逆立ちも、やっている最中は筋肉に力が入りっぱなしになるという点で共通しているのです。

血流を一定時間抑制すると成長ホルモンが出る

スロトレによる筋力アップは、成長ホルモンを大量分泌させることにあります。

どうやって成長ホルモンを大量分泌させるかというと、筋肉に力が入りっぱなしの状態にして血管を圧迫するのです。血管が圧迫されている時間が長く続くと、ハードなトレーニングをしていると体が勘違いして通常時の数百倍の成長ホルモンを分泌します。

これがスロトレの筋力アップの特徴です。

逆立ちもスロトレと同じように筋肉に力を入れっぱなしにして血管を圧迫していますから、成長ホルモンを分泌させることが可能だと思います。ただ、成長ホルモンが分泌されるほど、長い時間、逆立ちをし続けられるかが問題です。

スロトレ完全版では、1回の動作に7秒かけますので、プッシュアップ(腕立て伏せ)でもスクワットでも10回行うと70秒間筋肉に力が入りっぱなしになります。

したがって、逆立ちの場合も70秒程度は持続できないと成長ホルモンが分泌されないのかもしれません。

肘を伸ばしきらない

スロトレで筋肉に力を入れっぱなしの状態にするには、ゆっくりと体を動かすのに加えて、関節を曲げきったり伸ばしきったりしないノンロックも意識しなければなりません。

これを逆立ちの時に実践すると、肘を伸ばしきらず少し曲げた状態にしておく必要があります。肘を伸ばしきると関節で体を支えることになり、筋肉に負荷がかかりにくくなります。

おそらく、これで逆立ちでも成長ホルモンを分泌させれると思います。

でも、逆立ち中は、筋肉の曲げ伸ばしをしないので、プッシュアップをする場合よりも成長ホルモンが分泌されないかもしれません。なので、逆立ち中にも、肘の曲げ伸ばしを行えばプッシュアップの時のように成長ホルモンが分泌されそうですが、逆立ちを70秒行うだけでも大変なので、同時にプッシュアップをするのは至難の業です。

私は、バランスをとるために壁に足をもたれさせて逆立ちをする場合なら70秒は我慢できますが、壁なしだと10秒ほどでバランスを崩してしまいます。現在、2年ほど毎日逆立ちをしていますが、壁があれば2分程度我慢できるようになっています。

さすがに2分も逆立ちをすると、腕がプルプルと震えだすので、成長ホルモンが出ていると思うのですが、確認できないので単なる思い込みということもあり得ます。また、2分逆立ちができるとは言っても、肘を伸ばしきった状態での逆立ちなので血管をしっかりと圧迫できていないと思います。

逆立ちをすると成長ホルモンが分泌されるとは思いますが、頭に血が集まってきてクラクラとしますから、あまり長時間やらない方が良いかもしれません。