筋トレは自分と向き合うこと

随分前ですが、サイバーエージェントの社長さんがテレビでおもしろいことを言っていたんですよ。

「業績が傾き始めた会社の社長は筋トレを始める」

その番組を見たときは、業績の悪化と社長の筋トレの開始が、たまたま一致していただけかなと思っていたんですが、最近になって、この言葉はなかなか深みがあるなと思うようになりました。

社長の仕事は他者と向き合うこと

社長の仕事が何かを考えてみると、取引先との商談や従業員とのコミュニケーションなど、他者と向き合うことに重きを置いているのがわかります。

会社という組織を維持発展させていくためには、より多くの人とかかわっていくことが必要です。その社長が、突然筋トレを始めるのはどうしてなのでしょうか?

これは、人との付き合いに疲れ、自分一人の時間を過ごしたいと考えているからのように思えます。

テレビを見たり、読書をしたり、筋トレをしたりといったことが、自分一人の時間を過ごす手段となりますが、人付き合いに疲れている人は、人がいっぱい出てくるテレビを見るのも嫌になっていそうです。そうすると、やることと言えば、読書か筋トレになってきます。

さらに頭を使うことにも疲れている場合は、読書も避けたいでしょうから、筋トレしかやることがなくなります。

かくして、自分の肉体と向き合うことに多くの時間を使うようになった社長の会社は、徐々に業績が悪化していくのかもしれませんね。

筋トレは職人気質の人に向く

筋トレは自分の肉体と向き合うことですから、日ごろから自分の技を磨くことを仕事にしている人に向いた運動に思えます。

職人気質な人に合っていそうですね。

もくもくと作業を続ける時間は、自分と向き合っている時間です。筋トレで筋肉を鍛えている時間も、自分と向かっている時間です。両者は非常に似ています。

だから、職人さんが筋トレを始めると、仕事にも良い影響が出るのではないでしょうか。他人がやっていることが無性に気になる人より、自分に与えられた仕事をこなすことに集中する人の方が筋トレには向いていそうです。

「業績が傾き始めた会社の社長は筋トレを始める」というのは、あながち間違っていないように思います。

自分が働いている会社の社長が、ある日突然筋トレに目覚めたら、業績に黄色信号が灯っているかもしれませんよ。