短期間で結果を出そうとすると筋トレは長続きしない

筋トレをする動機は人それぞれですが、普段スポーツをしていない人だと、今の体型を変えたい気持ちが強いと思います。

そして、「夏までに腹筋を割りたい」といったように明確に期限を決めていることが多いように思えます。もちろん、ハードな筋トレをすれば3ヶ月くらいで腹筋が割れる人もいますが、一方で挫折する人もいます。

そもそも、腹筋を割りたいという動機は、腹筋が割れた状態を維持したいということだと思います。それなら、腹筋をずっと鍛え続けなければならないので、短期間に腹筋を割っても、その後、筋トレをやめたら意味がありません。

長く続けるために期限を決めない

腹筋が割れた状態を維持するためには、ずっと筋トレを続けなければなりません。死ぬまでシックスパックを保つんだと思っているなら、一生、腹筋を鍛え続ける必要があります。

したがって、この場合、いつまでに腹筋を割るか計画を立てるより、どうすれば筋トレを継続できるかを考えることが必要です。

継続のコツは、とにかく頑張らないことです。自分ができる範囲でしか筋トレをしなければ苦痛を感じませんから継続しやすくなります。楽な筋トレでは意味がないと言う人もいますが、筋トレを途中でやめる方がもっと意味がありません。

まずは、自分の現在の体力でできる筋トレだけをしましょう。

クランチを連続で5回しかできないのであれば、5回だけで構いません。スクワットを連続で3回しかできないのなら3回で構いません。筋トレなんて、続けていれば、徐々に筋力アップしていくので、そのうち、連続でできる回数が増えていきます。

筋トレを始めたら、いつまでにどうなりたいかを決めるのではなく、継続できる範囲で筋トレをすることを心がけましょう。

しんどい日でも筋トレをする

筋トレを継続するためには、筋トレをすると決めた日には必ず筋トレをすることも大切です。

「今日はしんどいから筋トレは中止」なんて言っていると、筋トレを継続できません。

どんなにしんどくても1回は筋トレをすること

この心掛けが大事。

フェンシングの太田さんは、1日も休まず練習をしたそうです。でも、毎日長時間練習していたのではなく、短時間であっても、とにかく練習したと言っていました。

筋トレも同じだと思います。とにかく続けることを考え、しんどい時には短時間だけ筋トレをして終わっても構いません。例え、スクワットを1回だけでもやれば、それで筋トレ継続中になります。

また、他人と比較するのもやめた方が良いです。友人がムキムキだからと言って、自分も友人に追いつこうなどと思わず、自分のペースでコツコツ筋トレを続けましょう。

他人と比較することでやる気がアップすることもありますが、逆に「自分には無理」と思ってやる気が失われていくこともあります。比較するなら、過去の自分と比較しましょう。

以前の自分は、スクワットを連続3回しかできなかったけど、今は5回できるようになっている。

こんな小さな進歩でも、着実に結果が出ていることを実感できれば筋トレを続けやすくなります。

スポーツの大会に出場する予定がない限り、短期間で肉体改造をする必要はありません。ゆっくり時間をかけて、自分ができる範囲で筋トレの継続を心がけましょう。