大阪府の新型コロナウィルス感染状況(21/01/13-21/02/12)。予想通り陽性者は100人を下回った。

大阪府のコロナウィルスの新規陽性者数が、2月12日に89人となり、1日の陽性者数が100人を下回りました。

前回の記事で2月14日までに100人を下回る日が出てくるかもしれないと予想しましたが、その通りになりましたね。2月13日からの1週間の近畿地方の気温は、週の半ばで最高気温が10度未満の日がありますが、15度前後の日が多いようなので、陽性者の数が増加しそうな感じはないです。

でも、感染する人がゼロになることはないでしょう。それが可能なら、とっくの昔にコロナウィルスは地球上から消滅していたはずです。

コロナ陽性者の推移

1月13日から2月12日までの陽性者の増加数を確認していきましょう。なお、データは、大阪府の「新型コロナウイルス感染症患者の発生状況について」のページから取得しています。

経路別では、飲食店での陽性者は全く出ていません。約1ヶ月ゼロが続いています。

大阪府コロナウィルス陽性者増加表(経路別)

何度も述べていますが、飲食店が感染を拡大させているというのはデマとしか考えられません。飲食店に時短営業を要請する理由は何もないですね。

下は、年代別の陽性者の増加表です。

大阪府コロナウィルス陽性者増加表(年代別)

1月13日時点では、20代の陽性者が突出しているように見えましたが、2月12日の時点では、多くの世代で、それほど大きな差があるようには見えません。この期間の20代の陽性者の増加率は1407%で、全世代の中で最も増加率が低くなっています。

1月13日から2月12日までの毎日の新規陽性者の推移です。

1/13~2/12までの陽性者の推移

きれいな右肩下がりですね。

陽性者数は、減少する時は引き算的に減っていくのが、よくわかります。増加する時も足し算的に増えているようにしか思えませんけどね。指数関数的に陽性者が増加すると言われていましたが、これも怪しいです。

こちらは毎日の検査数の推移です。

1/13~2/12までの検査数の推移

2月12日は、陽性者が89人まで減りましたが、検査数は7,196件と多く、2月3日の7,379件以来の検査数7,000件越えです。それなのに陽性者数がたったの89人で、陽性率は1.2%でしかありません。

2月3日の検査では、PCR検査が6,047件、抗原検査が1,511件行われています。1人に両方の検査をしている場合があるので、両者の合計は検査数7,196件と一致しません。

PCR検査では、感染していないのにまちがって陽性と出る確率が1%程度あると言われています。2月3日の陽性率は1.2%ですから、まちがって陽性と出る確率に近い値となっています。大阪府の抗体保有率が約0.6%でしたから、これを実際の感染率と仮定した場合、2月3日の陽性者数89人のうち、実際に感染しているのは4人から5人43人ほどと推測できます。

残り85人46人ほどは、まちがって陽性と出た可能性が高そうですね。

経路別の新規陽性者の推移も見ておきましょう。

1/13~2/12までの経路別陽性者の推移

緑色は感染経路不明です。日々順調に減少しているのがわかります。紺色の感染経路不明者の濃厚接触者等も、同じく順調に減っています。

一方で、新規陽性者の数に変化がないのが、医療機関と施設です。

最近の報道では、全体の陽性者数が減少している一方で、陽性者に占める高齢者の割合が高まっていると言われています。そんなの当たり前。医療機関や施設で感染することがほとんどない50代以下の陽性者数が減っているのですから。医療機関と施設での感染予防に力を入れないと、重症化する人がなかなか減ってこないのではないですか?

年代別の陽性者の推移を見れば世代間で大差がないことがわかる

こちらは、年代別の新規陽性者の推移です。

1/13~2/12までの年代別陽性者の推移

2月12日の時点では、60歳以上、30~50代、20代以下のすべての世代で、似たり寄ったりの陽性者数になっています。こうやって見ると、1月13日の時点でも、年代別にそんなに大きな差があったようには見えませんね。

若者世代が、他の世代に感染を広げていると言われていましたが、これもデマの可能性が高そうです。

1月13日から2月12日までの年代別の陽性者の累計は以下の通りです。

1/13~2/12までの年代別陽性者の累計

20代が、まだ突出していますが、徐々に差が縮まって来るでしょう。

年を取ると風邪をひきにくくなると言われていますが、これは、年を重ねるごとに体内に多くの異物を取り込んだ結果、感染症に強くなっていると考えられています。

20代での陽性者の数が多いのは、まだ、体内に取り込んだ異物の数が、30代以上と比較して相対的に少ないからかもしれませんね。

死亡者数は80代以上が約7割を占める

1月13日から2月12日までのコロナ感染での死亡者数は、355人でした。

大阪府のコロナ感染での死亡者(21/01/13~21/02/12)

死亡者全体の68.4%が80代以上です。70代以上で見ると、93.8%になります。

私が推測したこの期間の死亡者の平均年齢は、82.9歳です。正確な平均年齢はわかりませんが、80歳以上にはなっていそうです。

コロナ関連死亡は327人、基礎疾患があった人は240人、コロナ関連死亡のうち基礎疾患があった人は222人です。

専門家の予想が当たらないのは実際のデータを見ていないから

新型コロナウィルスの感染者数や死亡者数について、専門家が様々な予想をしています。

でも、残念というべきか、嬉しい誤算というべきか、彼らの予想はことごとく外れています。42万人死亡するのに100年近くかかりますよ。

専門家の予想が当たらない理由は簡単で、実際のデータを全く見ていないからです。陽性者数の推移を毎日確認していれば、指数関数的に感染者が一気に増えることなどありえないとわかります。複雑な数理モデルを考えて、将来の感染者の推移を予想しようとするから、現実と大幅に乖離した予想になってしまうのです。

私は、1週間前に大阪府の新規陽性者が100人を下回る日が出ると予想し、その通りになりました。こんなのは別に大したことではありません。ただ、毎日、大阪府のホームページを見て、新規陽性者を経路別と年代別でどれくらい出ているかを確認していただけです。

未来のことなんてわかりませんが、1週間やそこらの予想なら、過去からの延長線上で、なんとなくこんなものだろうと大雑把に示すことはできます。外れても大きくは外しません。

せっかく、大阪府の職員の方が、泥臭く、コツコツと陽性者の情報を集めて集計し、公表しているのですから、もっと活用した方が良いですよ。大阪府に限らず、東京都や他の道府県でも、新型コロナウィルスの情報を公表しています。

彼らが、住民のために公表してくれているデータを活用せず、脳内妄想だけで将来の感染者数を過大に予想し、世の中を混乱させるのはやめて欲しいですね。

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