筋トレの動作を大きくすると広い範囲で筋肉を鍛えられる

筋トレをする目的は、多くの人にとって筋肉を鍛えることだと思います。

ひたすら筋トレをしていれば筋肉を鍛えられますが、特定の筋肉だけを鍛えたいのか、広い範囲で筋肉を鍛えたいのか、人によって目的は変わってきます。だから、筋トレをする前に自分はどちらが目的なのかをはっきりさせた方が、より効果的に筋肉を鍛えることができます。

広い範囲で筋肉を鍛えるなら多関節エクササイズ

例えば、プッシュアップ(腕立て伏せ)をする場合、上体が床に着くまで腕を曲げ、そこから肘が伸び切る手前まで腕を伸ばすと、腕、胸、肩の広い範囲の筋肉を一度に鍛えることができます。

このように広い範囲の筋肉を鍛える筋トレを多関節エクササイズといいます。

一方、腕の曲げ伸ばしの範囲を狭くすると、腕だけに集中的に負荷をかけることができます。このように狭い範囲を鍛える筋トレを単関節エクササイズといいます。

どちらが優れているということではありません。自分が広い範囲で筋肉を鍛えたいのか、特定の筋肉だけを集中的に鍛えたいのかで、多関節エクササイズか単関節エクササイズかを選択しましょう。

スポーツをしている方なら、広い範囲で筋肉を鍛えた方が全体的な体の運動に役立ちます。全身を使うスポーツであればあるほど、多関節エクササイズを選んだ方が目的を達成できるでしょう。

また、筋トレを始めたばかりの人も、多関節エクササイズの方が、広い範囲の筋肉を動員できるので楽にメニューをこなせます。

一方で、特定の筋肉だけを鍛えたいのであれば、単関節エクササイズの方が狭い範囲の筋肉に負荷が集中するのでおすすめです。

健康目的なら多関節エクササイズ

健康のために筋トレをする場合は、広い範囲の筋肉を鍛える多関節エクササイズの方が良いでしょう。

特に中年以降になると、全身の筋肉が衰えてきますから、できるだけ広い範囲の筋肉を鍛えた方が良いです。もちろん、単関節エクササイズのメニューを増やせば、全身の筋肉をより強化できます。でも、自宅でするスロートレーニングだと、負荷を強めるのには限界がありますから、単関節エクササイズでも、なかなか筋肉を大きくできませんし、メニュー数が増えて筋トレに費やす時間も長くなってしまいます。

短時間でより広い範囲の筋肉を鍛えるなら、多関節エクササイズが適しています。

高齢者や女性にとって、負荷が強くなりやすい単関節エクササイズはきつく感じるので、長続きさせるのが難しいです。だから、高齢者や女性も、まずは多関節エクササイズから始めた方が良いでしょう。

そして、高齢者は関節を傷めにくいスロトレから始めるのがおすすめです。