自宅での筋トレを長続きさせるには自分なりのアレンジが必要

自宅での筋トレは、継続するのが難しいです。

誰に強制されるわけでもないし、手抜きをしても、とがめられることはありません。筋トレが面倒だと思うと、今日はやらないでおこうという選択もできます。

ジムに通っている場合は、すでにお金を払ったんだから行かないともったいないと思います。トレーナーの指導を受けて筋トレをするので、逃げたくても逃げられず、嫌々ながらも筋トレをしなければなりません。

だから、自宅での筋トレは、ジム通いと比較すると続きにくいと言えます。でも、自分なりに工夫をすれば、自宅での筋トレも継続は可能です。

教科書通りにやらない

自宅で筋トレをする場合、本やDVDを買って、その中で紹介されているように行うのが一般的です。

何も知識がない状況で筋トレをするなら、本やDVDは必要です。しかし、本やDVDで紹介されている筋トレのメニューは、初心者にはきつい場合があります。どちらも、それほど高額な買い物ではないので、きついと思ったら、すぐに投げ出してしまっても金銭的な痛手はありません。

一方で、同じ本やDVDを買っても、筋トレを継続できる人がいます。何が違うのでしょうか?

これは、私の経験ですが、本やDVDで解説されている通りに筋トレをやらなければ継続できます。自分なりにアレンジするということですね。

例えば、プッシュアップ(腕立て伏せ)を1セットにつき10回やらなければならないと本やDVDで解説されていたとします。でも、連続で10回できない人もいます。そういう人は、本やDVDの言うとおりにやっていると苦痛でしかありませんから、近い将来に筋トレをやめてしまうでしょう。

筋トレを続けるためには、苦痛を感じない程度にやることが大切です。プッシュアップは5回までなら苦痛を感じないのなら、5回で済ませば良いです。そんなことでは筋肉がつかないと言われそうですが、筋トレをやめてしまっては元も子もありません。自分が継続できるように回数を減らすなり、アレンジした方が自宅での筋トレは続きます。

全てのメニューをやらない

また、本やDVDで紹介されているメニューをすべてやらないことも、継続のコツです。

筋トレをするときは、毎回5メニューを3セットやりましょうと解説されていても、自分ができるメニューだけをやるようにします。スクワットが苦手なら、スクワットをする必要はありません。太ももを鍛えるメニューは他にもありますから、自分が楽にできるメニューを選びましょう。そもそも、太ももを鍛えるのが苦痛だというのなら、太ももを鍛えるメニューは、しばらくやらずにいましょう。

また、セット数も3セットにこだわる必要はありません。2セットでも1セットでも、自分が苦痛に感じないセット数を選択しましょう。

短時間で終わらす

人によって、1日に筋トレに費やせる時間は異なります。

筋トレに1時間を確保できる人もいれば、10分も確保できない人もいます。筋トレは、必ず1時間やらなければならないと思い込んでいると、他のことに使っている時間を減らす努力もしなければなりません。

筋トレが、人生で最も大切なことだと思っている人は、他のことを我慢できるでしょう。しかし、誰もが筋トレが1番ではないのですから、他のことに使っている時間まで削って筋トレをする必要はありません。

1日に5分しか筋トレをできないのであれば、5分だけやれば十分です。無理して筋トレを20分しても、継続できなければ、そのうち筋肉は衰え、筋トレを始める前の身体に戻るだけです。

無理せず確保できる時間だけ筋トレをすれば、継続が楽になります。

楽をする工夫が必要

自宅での筋トレを継続させるためには、いかに楽をするかを考えることです。

楽をしていては筋肉はつかないと言われますが、筋トレの苦痛に耐えきれずやめてしまうことが最も無意味です。

肉体的にも精神的にも苦痛を感じない程度に筋トレをすれば、誰だって継続可能です。1週間に3日は筋トレをしなければならないと言われても、1週間に1日しか筋トレをできないのであれば、それで構いません。その代わり、必ず1週間に1回の筋トレは続けましょう。

どんな楽な筋トレでも、続けていれば少しずつ筋肉がついてきます。そうすると、これまでより負荷を強めても、回数を増やしても苦痛に感じなくなります。無理をせず、自分から次のステップに進みたいと思った時に負荷を強めたり、回数を増やすようにしましょう。