逆立ちは腕全体を鍛えられる

私は、スロートレーニングを毎日続けていますが、逆立ちもずっと継続しています。

逆立ちを始めた当初は割と頑張っていたのですが、最近は、10秒くらいしかやらない日もあります。これではダメだなと思い、気持ちを新たに30秒以上逆立ちをするようにしました。30秒なんて大した時間じゃないと思うでしょうが、普段、逆立ちをしていない人にとって30秒はかなり厳しいですよ。

で、逆立ちをこれまでより長い時間やるようになって気付いたのが、逆立ちは腕全体を鍛えられるということです。

肘の前後や肩まで疲れる

10秒や20秒程度の逆立ちだと、二の腕が疲れる程度なのですが、30秒を過ぎてくると肘から手首にかけての筋肉にも疲労がたまって来ます。

肘から手首にかけての筋肉は、ハンドグリップをガッチャンガッチャン握る以外に鍛えるのが難しかったのですが、逆立ちでも鍛えられることに気づいたのは良い収穫です。また、肩の筋肉も、自重を中心としたスロートレーニングでは鍛えるのが難しいのですが、逆立ちで鍛えられることがわかりました。

50秒くらいまで逆立ちをしていると、腕だけで体を支えるのがしんどくなってきます。そのまま逆立ちを続けると、腕の力を失い、頭から床に落ちてしまいますから、逆立ちをする際は常に余力を残す必要があります。無理はやめましょう。

点状出血に注意

これまで逆立ちをしていなかった方が、いきなり長い時間、逆立ちをすると、顔から出血することがあります。私も、瞼から点々と出血しました。血が流れるような出血ではなく、内出血のような感じです。点状出血というのですが、普段、逆立ちをしていない人が逆立ちをするとなることが多いので気を付けましょう。

点状出血する以前に頭に血が上って、長時間の逆立ちは初心者には厳しいです。最初は10秒くらいで頭がフラフラすると思います。時間は少しずつ延ばしていきましょう。慣れてくれば、頭がフラフラしなくなります。

壁を利用しよう

逆立ちをするときは、壁に足をもたれさせましょう。壁なしで逆立ちをできるようになるのが理想ですが、最初から壁なしでは逆立ちをできません。3秒も逆立ちをしていられないでしょう。

また、壁なしで逆立ちをすると、両腕や背筋への負荷が強くなり、筋肉を傷める危険もあります。逆立ちに慣れ、壁を利用せずできるようになっても、壁がある場所で逆立ちをした方が安全です。

最初は、誰でも、頭に血が上り、数秒しか逆立ちできないと思います。でも、続けていれば、頭に血が上るのは慣れてきます。無理せず、ちょっとずつ逆立ちの時間を延ばしていきましょう。