エリスリトールアレルギーと糖質制限は関係ない

先日、「ザ!世界仰天ニュース」というテレビ番組を見ていたら、人工甘味料のエリスリトールでアレルギーになった方が紹介されていました。その方は、アナフィラキシーショックを起こしたのですが、病院で治療を受け回復したとのことで良かったです。

最近、食品に人工甘味料が添加されることが多くなっています。糖質の摂り過ぎが良くないと世間に浸透したことの表れで望ましいことですね。ただ、人工甘味料にアレルギーがある方にとっては、食品を購入する際に原材料をしっかり確認する手間が増えたので面倒と言えば面倒です。

糖質制限が原因のような字幕

エリスリトールアレルギーというものがあるんだと思いながら、番組を見ていたところ、画面の上の方に糖質オフが原因で発症したかのような字幕が表示されていました。

このような字幕は、糖質制限でエリスリトールアレルギーになったような印象を与えるので、いかがなものかと思いますよ。確かに糖質制限の普及で、原材料を砂糖から人工甘味料に替えている食品はあるでしょうが、だからと言って、糖質制限でアレルギーになったわけではないですよね。番組ををしっかり見ていれば、糖質制限でアレルギーになったのではないとわかりますが、ちらっとテレビを見ただけだと、糖質制限でアレルギーになったと誤解する人がいてもおかしくありません。

「体型を気にして糖質オフ」といった字幕でしたが、糖質制限ダイエットが健康に良くないとの印象を与えているように感じました。

砂糖はどうなのか

エリスリトールにアレルギーがあるのなら、砂糖にもアレルギーがあるのかと疑問に思い、ネットで調べてみました。いくつかのサイトやブログを見たところ、砂糖そのものにはアレルギーはないとのこと。

でも、砂糖がアレルギーを悪化させることがあると書いてありました。

砂糖を食べると血糖値が上がり、それがアレルギーの症状を惹き起こすとか、砂糖を食べると酸化や糖化の影響で炎症を起こしアレルギーの症状が出るとか、いろいろと説明されていました。糖質摂取がアレルギーの症状につながるということですから、糖質制限をした方がアレルギーの症状は出にくくなるということですね。

甘味を求めない

砂糖にしろ、人工甘味料にしろ、甘いものを食べたいとか飲みたいというところから、アレルギーの症状につながっているわけですから、症状が出ないようにするためには甘味を求めないことが大切でしょう。

普段は甘いものを食べないようにする。でも、たまに外食した時に食べる。

甘味とはそういう付き合いをした方が良いと思いますよ。スーパーやコンビニに行ったら、ついつい甘いものを買ってしまうという人は多そうですが、まずはそれを改めましょう。甘いものなんて、1ヶ月くらい我慢すれば、そんなに食べたいと思わなくなります。私も糖質制限を始める前は、甘いものをよく食べていましたが、糖質制限を始めたら甘いものを食べたいと思わなくなりました。でも、甘いものをたまに食べると美味しいと思いますけどね。

最近のお菓子やスイーツ、飲み物には、人工甘味料がよく使われていますから、原材料をいちいち確認して買うくらいなら、それらを食べないことに挑戦してみましょう。しばらく甘いものを食べないでいると、甘さがない食品でも十分においしいと気づきますよ。