アンチエイジング一覧

高インスリン血症は怖い

食事で、炭水化物(糖質)をたくさん食べると血糖値が上がります。上がった血糖値は、すい臓のβ細胞からインスリンが分泌されて元の状態まで下げられます。

しかし、肥満などを原因として、インスリンが分泌されても血糖値が下がらなくなることがあります。この状態をインスリン抵抗性と言います。インスリン抵抗性があると、すい臓のβ細胞は、血糖値を下げるためにさらに多くのインスリンを分泌します。そすうると、血液の中はインスリンで溢れかえってしまいます。これが高インスリン血症と呼ばれる状態です。

この高インスリン血症は、結構怖い状態なのですが、注意喚起されることがあまりないように思います。

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糖尿病とアルツハイマー病は予防法が同じ

前回の記事では、アルツハイマー病がインスリン抵抗性と関係があることを紹介しました。

インスリン抵抗性は、血糖値が上がった時にすい臓のβ細胞から分泌されるインスリンの効きが悪くなって、高血糖を解消しにくくなる状態です。インスリン抵抗性があると、将来的に糖尿病になる危険もありますから、インスリン抵抗性を惹き起こさないようにすることは、アルツハイマー病や糖尿病の予防に重要となると想像できますね。

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糖尿病もアルツハイマー病もインスリン抵抗性が関係している

血糖値を下げられなくなり高血糖状態が持続する病気を糖尿病と言います。

糖尿病は、それ自体では死ぬことはないのですが、様々な合併症を引き起こすので、とても危険な病気です。また、糖尿病になると、ガンや心筋梗塞などの生活習慣病にかかる確率も高まるとされているので、糖尿病の予防は健康を保つためにとても大切なことです。

さらに糖尿病は、認知症の一種であるアルツハイマー病とも深く関係していることがわかってきています。

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細胞死にはネクローシスとアポトーシスがある

人間の体は、無数の細胞で構成されています。そして、人間に死があるように細胞にも死があります。

人間の死には、自らの意思とは関係なく事故や病気によって死ぬ場合と自ら死を選ぶ自殺がありますが、細胞死も同じです。自らの意思とは関係なく死ぬことをネクローシス、自殺することをアポトーシスと言います。

ネクローシスによる細胞死は、こけた時に膝をすりむくとか、病原体に感染するとかして起こります。何らかの要因で細胞が壊されるのがネクローシスですね。一方のアポトーシスは、勝手に細胞が死んでしまいます。なんで細胞は自殺するんでしょうね。

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解糖系でのエネルギー産生は高い場所から大きな石を落とす感じ

人間は、アデノシン三リン酸(ATP)と呼ばれるエネルギーを体内で作って活動をしています。

歩いたり、走ったりする時にATPが必要になるのはもちろんのこと、心臓などの臓器が働く際にもATPが必要になります。

人間の体の中には、解糖系とミトコンドリアの2つの発電所があり、主にこの2ヶ所でATP産生が行われています。今回は、解糖系でのATP産生がどのように行われているのかを見ていきましょう。

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スロトレ6年9ヶ月経過報告

梅雨もそろそろ終わるのかな。

最近、急に暑くなってきて夜が寝苦しくなっています。梅雨が早く終わると、その分だけ夏が長くなり暑い日が増えるので辛いですね。糖質制限を開始してから暑さに強くなったとは言え、暑さを感じないわけではないので、暑い日が長くなるのは勘弁してほしいのですが。

毎月はじめに報告しているスロトレの成果ですが、7月1日はブログを更新できないかもしれないので、今回は1日早く報告します。

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糖質制限でHDLコレステロール増えまくり。中性脂肪下がりまくり。

糖質制限に関しては、様々な批判があります。

糖質は三大栄養素だから食べなければならないとか、タンパク質の摂取量が増えるから腎臓を壊すとか、脂質の摂取量が増えるから血液がドロドロになるとか。

でも、これらの批判は、何も調べずに言ってることが多いんですよね。三大栄養素の語源は人体に必要という意味ではないですし、厚生労働省はタンパク質が腎臓に悪いという根拠はないと言ってます。

では、糖質制限をすると脂質摂取量が増えて血液がドロドロになるというのはどうでしょうか?

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冬眠中のクマはインスリン抵抗性が高まる

アミノ酸(タンパク質)やブドウ糖を細胞に取り込ませるためにすい臓のβ細胞から分泌されるのが、インスリンと呼ばれるホルモンです。

インスリンは、細胞がアミノ酸やブドウ糖を取り込むために重要なホルモンですから分泌量が減ると困ります。インスリンの分泌量が減ると血液中のブドウ糖(血糖)が溢れかえった状態になります。このような高血糖状態が続くのが糖尿病ですね。高血糖状態の持続は、インスリンの分泌量が減るだけでなく、細胞が血糖の取り込みを拒否するインスリン抵抗性が高くなった場合にも起こります。

インスリン分泌能の低下もインスリン抵抗性も、高血糖という結果をもたらしますが、両者は別々に考えなければならないと思うんですよね。今回は、インスリン抵抗性について興味深いことがわかったので紹介します。

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テレビでも糖尿病に糖質制限を勧めるようになってきたよ

先日、テレビ東京の「主治医が見つかる診療所」という健康番組を見ていたら、元プロ野球選手の元木大介さんが出演されていて、糖尿病を宣告されていました。

空腹時血糖が140mg/dlを超えており、HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)も詳しい数値は忘れましたが基準値を超えていました。元木さんのように若い頃に体を鍛えていた方でも、糖尿病を発症するのですから、運動をしていたら糖尿病を予防できるとは言えませんね。

その番組では、糖尿病の人が、どのような食事をすれば良いのかを解説していました。どうせ、カロリー制限と運動で血糖コントロールしましょうと言うのだろうと思っていたのですが、意外や意外、糖質制限を指導していたのです。

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タンパク質が体作りに使われることをカロリー計算は無視している

カロリー計算をする場合、糖質とタンパク質は4kcal/g、脂質は9kcal/gとするアトウォーター係数を使用します。

アトウォーター係数は、20世紀初頭に考案された方法で、糖質、脂質、タンパク質が持つ物理的燃焼値を消化吸収率や生体内で燃焼できない分を考慮して導き出したものとされています。ちなみに糖質、脂質、タンパク質の1グラム当たりの物理的燃焼値は以下の通りです。

  • 糖質=4.10kcal
  • 脂質=9.45kcal
  • タンパク質=5.65kcal

アトウォーター係数は、食べた糖質、脂質、タンパク質がエネルギー利用されることを前提としています。でも、タンパク質や脂質は体作りの材料としても使われますから、食べた全量がエネルギー利用されるわけではありません。

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