それはニセモノの食欲じゃないですか?

誰だってお腹が空いたら食欲がわいてきます。人間は生きていくために食べなければならないので、お腹が空いたら栄養を補給する必要があります。その合図が食欲がわいてくるということなのでしょう。

だから、食欲がわいてきたら食事をするということは生きていくために大切なことで、誰だってそんなこと人から言われなくてもわかっているわけです。

しかし、その食欲がニセモノの食欲だった場合、食べるべきではないときに食事をすることになります。

ニセモノの食欲ってなんだ?

ニセモノの食欲って何?

そう思う方も多いのではないでしょうか。私もニセモノの食欲なんてあるのかと最初は思いました。

でも、下のブログを読んだら納得です。

  • 肥満予防健康管理士のブログ: ホンモノの食欲とニセモノの食欲  閉鎖しています。

このブログによると、ホンモノの食欲とは生理的な食欲で血糖値やレプチンの信号によって感じるものだそうです。一方のニセモノの食欲とは、人の五感や記憶や感情などが関係する心理的なものをいいます。

肥満になりやすい人というのは、このニセモノの食欲が旺盛な場合が多く、これを制御することが大事といえます。

3時のおやつ、仕事終わりの1杯のコーヒー。

これらは、お腹が空いたから食べたり飲んだりしているわけではないですよね。仕事の合間の休憩が目的だったり、ちょっと一息つくことが目的だったりしませんか。

耳を自分のお腹に傾けてみれば、実は空腹ではないことに気付くことでしょう。

ちょっとお腹周りが気になるなと感じる方は、このニセモノの食欲をホンモノの食欲と勘違いしているのかもしれません。

ホンモノの食欲とニセモノの食欲を見分けるには

では、ホンモノとニセモノの食欲を見分けるにはどうすればよいのでしょうか?

これは、以前の記事で紹介した陸上10種競技の元日本チャンピオンの武井壮さんの「眠気はウソ」という言葉に答えが隠されていそうです。

武井さんは、眠たくなってきたときにお気に入りの女性から電話がかかってくると話が盛り上がって、電話を切った後もテンションが上がりっぱなしで眠たくなくなるとおっしゃっていました。

これは、別のことに意識を集中させることで忘れてしまうような欲求は、本当の欲求ではないということなのでしょう。

これを食欲に当てはめると、お腹が空いてきたと感じた時は、食べ物に手を伸ばすのを少し待ち、メールチェックをする、本を読む、テレビを見るなど別の行動を起こして、その後に食べたいという欲求が続いているか中断しているかを確かめれば良いのではないでしょうか。

とにかく食べたいと感じた時は、少し時間を置くこと。

そして、体の声に耳を傾けることが大事です。

お腹がグーッと鳴れば、それはホンモノの食欲でしょう。その時は、食事をする必要がありますが、お腹が鳴らないのならニセモノの食欲に違いないので、しばらく食べるのを我慢しましょう。

そもそも間食自体が、体の欲求ではなく心の欲求なのですから、間食の習慣がある方は見直した方が良いですよ。

私も以前は間食をしていましたが、4年前に止めています。間食を止めた当初は、何かが物足りないような気がしていましたが、1ヶ月も経つと何とも感じなくなりました。単なる習慣だっただけで、間食は必要なかったんでしょうね。

もちろん、自分の体型を気にしていない方は、仕事の息抜きなど自分のライフスタイルに合わせて間食すれば良いと思います。でも、ダイエットをしようと思っているのなら、まず間食を止めて、ホンモノの食欲とニセモノの食欲を見分けるようにした方が良いでしょう。

なお、上で紹介したブログの以下の記事も参考になるので、ご覧になってください。

  • 肥満予防健康管理士のブログ: 今週は「食欲のコントロール」という話題です。 閉鎖しています。