スロートレーニングは、自分の筋力に合わせて負荷をかけるのが基本です。
筋力が弱い人がいきなりハードなトレーニングをしようとしてもできませんし、逆にムキムキの方が初心者並みの軽い負荷でトレーニングをしてもほとんど効果がありません。
自分自身の筋力と相談して、ひとつのメニューを5回から10回できる負荷をかけることが大切です。
焦らずできる範囲で
スロトレを開始した人の中には、いつまでに何キロ痩せるとか、いつまでに腹筋を割るとか、目標を掲げていることでしょう。
もちろん目標を持つことは良いことなのですが、それが難しいことだってあります。友人がスロトレを3ヶ月行って5キロ痩せることができたから自分も5キロ痩せることができるはずだと思って、スロトレをスタートしても、3ヶ月で5キロ痩せれないことがあります。
それはそうですよね。
もともとの筋力が同じとは限らないわけですから、友人と同じ負荷のスロトレを行えるかどうかもわかりません。友人よりも筋力があれば3ヶ月で5キロ痩せることはできるかもしれませんが、友人よりも筋力が少なければ、3ヶ月で5キロ痩せるのは難しいでしょう。
無理して友人と同じ負荷でスロトレを行ったとしても、フォームが崩れてしまっては、効果が減ってしまいます。
スロトレは、他人に合わせるのではなく、自分に適した負荷をかけて、正しいフォームで行うことが大切です。人より効果が出るのが遅くても焦る必要はありません。
人によって効果の現れ方は異なる
スロトレ[完全版]では、3ヶ月スロトレを続けると目に見える効果が出てくると書かれています。
しかし、私がスロトレの効果を実感したのは6ヶ月経過したあたりでした。それまでは、なんとなく筋肉が引き締まっているようには感じましたが、体脂肪率はほとんど変わりませんでした。
3ヶ月というのは、おそらく効果を実感するまでの平均期間なのでしょう。筋肉量や年齢、体重など人それぞれ条件が全く違うわけですから、誰もが3ヶ月で効果が出るということはないでしょね。
むしろ3ヶ月で変化が見られないということは、まだまだスロトレで体型が変化する余地が残っているということですから、悲観的になる必要はありません。
甘えていてはいつまでたっても結果は出ない
人と合わせる必要はありません。しかし、これは、しんどくなってきたら止めてしまえばいいということではありません。
スクワットが10回できる人と5回しかできない人では、後者の方が楽に感じるかもしれません。でも、スロトレを続けていればわかるのですが、5回しかできなかった時も10回できるようになった時も、スクワット後のしんどさはほとんど同じです。
つまり、回数は異なっていても、苦しみはほとんど同じなのです。その苦しみから逃げて、スロトレを休んでしまうと、いつまでたっても結果は出ないでしょう。
トレーニングの負荷は、自分の筋力に合わせて決まるので、他人よりも負荷が軽くても問題ありません。トレーニング後の疲労の回復も人によって違うでしょうから、スロトレの頻度も他人より少なくても問題ありません。
ですが、自分に甘えてサボるのは好ましいことではないですね。
できる範囲で続けることは、自分に甘えてサボることではありません。
続けていれば、そのうち他の人と同じように効果がでてきますので、そこまで耐えることが大切です。