1ヶ月ほど前にスクワットをして、左膝を痛めたのですが、ほぼ完治したようです。
痛めた箇所は、少し膨らんでいましたが、冷やしたり湿布を貼ったりすることはしませんでした。以前の記事でも書いたようにスロトレで痛めた箇所はスロトレで治すという方針で、エクササイズし続けたら、自然と治っていきました。
捻挫は歩いて治す
最近、作家の五木寛之さんと医師の帯津良一先生が対談する「建康問答」という本を読みました。
五木さんは、以前に2度捻挫をしたことがあり、捻挫後、どうしても歩かなければならない用事があったので、無理して3日間歩いていたら、捻挫が治ったそうです。
普通なら、患部を冷やしたり湿布を貼ったり、とにかく安静にすることが大事と言われます。ところが、五木さんは、全く逆のことをして治してしまったんですね。
もちろん、これは五木さん特有の体質なのかもしれませんから、誰にでもあてはまることはないでしょうし、症状によっては、やはり安静にしておいた方が良いこともあるでしょう。
この対談の中では、阪神タイガースの金本知憲(かねもとともあき)選手のことも述べられていました。金本選手は、連続フルイニング出場の世界記録を持っていることで有名ですね。その金本選手は、プレーをしながらケガを治すとおっしゃっています。これは、私もテレビで見たのか金本選手の本を読んだときだったか忘れましたが、確かに記憶に残っています。
帯津先生も、安静にするべきかどうかは人によると思うけど、自身の経験からは使った方が治りが早いと述べていました。
私もスクワットで左膝を痛めた時は、翌日、歩くと膝がコキコキと鳴っていたのですが、歩き続けていると、次第に音がしなくなりました。そして、夜寝て、朝起きると、再び膝がコキコキと鳴りだし、歩いているとまた鳴らなくなるということを繰り返しているうちに、ちょっとずつ膝の痛みが消えていき、膝の音も鳴らなくなりました。
左膝を痛めて10日間くらいは、スクワットを休んでいましたが、今思うと、普段通りにスクワットをしていた方が、早く治ったのではないかと思います。
とは言え、捻挫や関節の痛みは、使って治すべきか安静にして治すべきか、どちらが良いのかはわかりません。
ただ、安静にしていると、患部以外の筋肉が弱くなったりするでしょうから、体を全く動かさないというのは、あまり良くないような気がします。
結局、どちらが良いかは、人によって違うんでしょう。
まずは、日常生活でケガをしないように注意することの方が大切ですね。