糖質制限を始めて2週間ほど経過しました。相変わらず体重が減少傾向にあるので、なんとかして増加に転じたいのですが、なかなか難しいですね。
太っている方には怒られそうですが、痩せることは簡単でも太ることは難しいです。もちろん糖質をガバガバ摂取すれば、すぐに脂肪がついてくるのでしょうが、それはなしということで。
体重が減ったことによる変化としては、スロトレが楽に感じるようになったということです。特にプッシュアップ(腕立て伏せ)が以前ほどしんどく感じません。
太っている方がプッシュアップの効果がありそう
プッシュアップが楽に感じるようになったのは、単純に体重が減ったことで、負荷も減少したということでしょう。
糖質制限によって3kgほど体重が減ってしまっているので、その分、軽く感じるんでしょうね。他にスクワットなんかも、以前よりも楽に感じます。
しかし、体重が減ってスロトレが楽に感じるというのも考え物です。なぜなら、筋肉量が増えて楽になったのではなく、体重の減少で負荷が軽くなって楽になったからです。
そう考えると、筋力アップは、ある程度太っている人の方が有利と言えますね。痩せている人がどんなに回数やセット数を増やしても負荷が軽いので筋肉への刺激が少ないです。一方、太っている人の場合、筋肉に加わる負荷が大きいので、少ない回数やセット数でも高い効果を得ることができます。
もちろん、これは自重のみの筋トレの場合です。
ダイエットなどで体重が減少傾向にある場合は、それに応じて筋トレの負荷を強くしていく必要があるのではないでしょうか。そうしなければ、体重の減少とともに筋肉量も減少してしまうような気がします。
糖質制限での体重減少は体内の水分減少の影響もある?
話は少し変わります。
マラソン選手がよくレースの前に大量の糖質を摂取することは有名な話です。オリンピックのメダリストの方も行っているようで、いまやレース前に糖質を体に蓄えることが当たり前とされてます。
摂取した糖質は、肝臓や筋肉にグリコーゲンとして蓄えられ、運動時のエネルギーとして消費されます。マラソンのように長時間、体を動かし続けるスポーツの場合、どうしても大量のエネルギーが必要となるので、糖質を多めに摂取するわけですね。
こういった行為をカーボローディングとかグリコーゲンローディングと言います。
成人男性の場合、体内に貯蔵できるグリコーゲン量は、肝臓で100g、筋肉で300g程度だそうです。グリコーゲンを1蓄えるには水分3が必要となり、体内に400gのグリコーゲンを貯蔵すると1,200gの水分も一緒に蓄えられます。
以前、テレビ番組で糖質を控えると体内のグリコーゲンが減少し、それに伴って水分も減るから体重が減少するといったことが放送されていました。
なので、これが本当なら、糖質制限による体重減少は、グリコーゲンが減ることによる体内の水分減少の影響も大きいのでしょう。とは言え、それによる影響は1kg程度なのでしょうが。
糖質の摂取量を控えながら体重を増やすのは難しいですね。でも、それを実現できれば、引き締まった筋肉量の多い体に変わっていることでしょう。