逆立ちでバランスを立て直す感覚は揺れる電車で踏ん張るのと同じ

以前にも、何度かブログに書いているのですが、私は、毎日、逆立ちをしています。

かれこれ半年程度は続けており、始めたばかりの時は、顔から出血したりもしたんですが、今はそのようなことはなくなりました。

逆立ちは健康に良いという話を聞いたことがありますが、実際にはどうなのかはわかりません。ただ、私は武井壮さんが、テレビ番組で逆立ちをしているのを見て、おもしろそうだからやり始めただけです。あと筋力アップも目的ですけどね。

最初は、上手くできなかった逆立ちも、半年も続けていれば、少しずつ上達するもので、長い時には20秒ほど逆立ちし続けることができるようになりました。

足で立つ時と同じように

逆立ちを続けていて、少しずつ分かってきたのは、バランスをとるためには、普通に足で立っているのと同じような感覚を維持することが重要だということです。

例えば、今、走っている電車の中で立っていたとしましょう。つり革は、持っていないことにします。

電車は、突然揺れることがあります。前後左右、どちらに揺れるかわかりません。そのような状況で、棒立ちだと、電車が揺れた時に大きくバランスを崩してしまいますよね。だから、電車が揺れても、バランスを崩さないようにするためには、前後左右、どの方向に揺れたとしても倒れないように準備しているはずです。

膝をやや曲げたり、足の裏に意識を集中したり、微妙な電車の揺れに合わせて重心を変えたり、方法はいろいろありますよね。これと同じことを逆立ち中もやれば、今までよりも長い時間、継続できるようになります。

重心を低くすると安定する

電車が揺れた時にバランスを崩さないようにするには、できるだけ重心を低くすることが大切です。

これと同じように逆立ち中も、重心が低くなるように意識します。肘を少し曲げるだけでも、重心は低くなりますし、肩もピンと伸ばすのではなく、少しすぼめるような感じで、肩の骨を関節の中に入れる感覚で逆立ちします。

これだけでも、前後のバランスがとりやすくなります。

次にバランスを崩して倒れそうになった時の対処です。

電車が揺れて前に倒れそうになった時、つま先に力を入れて踏ん張りますよね。後ろに倒れそうになった時には、かかとに近い部分に力を入れるはずです。つまり、倒れそうな方向に合わせて力を入れる場所を変えるわけです。前に倒れそうなら足の裏の前の方、後ろに倒れそうなら足の裏の後ろの方に力を入れることで、比較的バランスをとりやすくなります。

これと同じように逆立ち中も、前に倒れそうになった時には、倒れそうな方向に手の平で踏ん張ります。この場合だと、手首に近い部分に力を入れれば踏ん張ることができます。反対に後ろに倒れそうになった時には、指に近い部分に力を入れます。

ただ、逆立ち中にいったんバランスを崩してしまうと、踏ん張るのは容易ではありません。

言葉で説明されると、踏ん張ればいいのなら、簡単だと思うでしょうが、これがそうはいかないんですよね。というのは、手の平で体全体を支えようと思うと、想像以上の力が必要となるからです。

前に倒れそうになった時、手首に近い部分の手の平に少し力を入れただけでは、倒れていくのを阻止することができません。私の場合だと、全力に近いくらいでなければ元に戻せませんし、全力でも戻らないことがあります。

そういう時には、最後の手段で、肘を曲げてみます。

不思議なことに肘を曲げると、重心が元に戻ることがあるんですよね。でも、曲げた肘をもう一度伸ばすのに力を使うので、その後は、すぐに疲れて逆立ちを自分からやめてしまうんですけどね。

逆立ちをしても、すぐに倒れてしまうという方は、一度、この記事の方法をお試しください。