かれこれ逆立ちをやり始めて1年近くが経とうとしています。
始めたころは、壁がなければ3秒も経たずに倒れてしまうような状況でしたが、さすがに毎日練習していると、徐々にうまくなってくるもので、現在では20秒ほど逆立ちできるようにりました。
でも、まだ確実にバランスをとることはできず、数秒で終わってしまうこともあるのですが。それでも逆立ちのコツが、それなりにわかってきたので、そのうち安定して20秒はバランスを取り続けることができるようになるでしょう。
肘を柔らかく保つ
逆立ちに限らず、体のバランスを安定させるためには、重心を低く保つことが重要となります。
どんなスポーツでもそうですが、膝を伸ばして棒立ちになっていると、瞬時に体を動かすことができませんし、ちょっと体を押されただけでフラついてしまいます。だから、ほとんどのスポーツでは基本の姿勢は膝を曲げた状態となっているはずです。
野球の守備やバッティング、サッカーのキーパー、テニスプレイヤー、レスリング選手の基本の姿勢を見ると、みんな膝を曲げていますよね。
逆立ちの場合も同じです。膝が肘に変わるだけで、重心を低くしてバランスを保つために肘を少し曲げます。肘を深く曲げるほど、バランスを取りやすいですが、すぐに疲れてしまうので、どの程度曲げるかは各自で判断するしかないでしょう。
ただ、逆立ちをして5秒も踏ん張れずに倒れてしまう時は、肘の曲げ具合が甘いですね。
バランスを崩しそうになったらさらに肘を曲げる
逆立ちをスタートして、ずっとフラフラせずにバランスを保つことは難しいです。前に倒れそうになったり、後ろに倒れそうになったり、左右のどちらかに体重がかかったりと、逆立ち中は常にバランスを保つことに集中しておかないといけません。
逆立ち中にバランスを保つためには、肘だけでなく手の平や指にも力を入れて、床をつかむような意識で踏ん張らなければなりません。
肘を軽く曲げることと手の平や指で踏ん張ることを覚えれば、10秒以上は逆立ちができるようになります。でも、これだけだと、体がフラついた時に体勢を元の状態に戻すことができません。20秒まで逆立ちを継続しようと思うと、一度はバランスが悪くなるので、そこからもう一度バランスを取り直す必要があります。
体が倒れそうになった時にバランスを取り直すためには、今以上に深く肘を曲げるのが有効です。この時、背中を反ると安定しやすくなります。バランスを取り直すことができたら、再び肘を軽く曲げた状態に戻します。
私は、今のところ20秒レベルなので、これ以上の逆立ちのコツを語ることはできません。それでも、逆立ち初心者の方には、少しは役に立つかと思います。
あと、背中を反るのも安定しやすいのですが、これは腰に負担がかかるので、腰痛にならないように気をつける必要があります。逆立ちで無理にバランスを取ろうとして、背中を反らし過ぎて腰を痛めたのでは元も子もないですからね。
あまり力技に頼らなくても良いようにバランスを取れるのが理想ですが、それには、まだ時間がかかりそうです。
逆立ちの時間を伸ばすためには腕力も必要となるので、毎日のスロートレーニングでしっかりと二の腕と肩の筋肉を強化していきましょう。