糖質制限とおせち料理問題

糖質制限をしていると、お正月のおせち料理を食べるべきかどうか、という問題に直面します。

おせち料理には糖質がたくさん含まれた食品が多く、重箱に所狭しと並んでいます。お腹いっぱい食べれば、血糖値スパイクを起こすこと間違いなし。

「1年の始まりにそんな不健康食を食べられるか」と思うものの、正月は、親戚づきあいなどで、食べるのを断るのが難しい場面が訪れるものです。

糖質制限をしている皆さんは、おせち料理問題をどう処理しているのでしょうか?

諦めておせち料理を食べる

面倒なことは避けたいと思う人は、周囲と同じようにおせち料理を食べるのが良いかもしれません。

「糖質制限をしているから、黒豆も栗きんとんもいらない」と言い放って、エビや数の子ばかりを食べ、険悪なムードを作るのは得策ではないでしょう。だから、正月から、人ともめたくない方は、諦めておせち料理を食べてしまいましょう。

人ともめないだけでなく、たまに糖質たっぷりな食事をすることで、新たな発見があるものです。

糖質制限をする前は、なんとも感じていなかった高糖質な食品が、糖質制限を始めてから食べると、お腹が重苦しい感覚になることがあります。

昔は、お餅を食べるとお腹いっぱいになったと感じていたのが、今では、お餅がお腹に溜まっているという感覚に変わっていることに気づくはずです。お正月に食べるおせち料理や雑煮は、人類は炭水化物を消化するのが苦手だと理解する絶好の機会なんですよね。

だから、お正月におせち料理を食べることは、決して無駄ではないのです。

あえて、おせち料理を食べることで、糖質摂取のデメリットに気づくことができるのですから、お正月くらいは、高糖質な食品を食べてみるのも良い経験だと割り切ってしまいましょう。

糖質制限を貫き通す

私の場合はどうかというと、お正月に親戚宅にお邪魔することがなくなったので、今は、高糖質なおせち料理を食べることはありません。

数の子、エビ、焼き魚を主に食べます。それだけでは足りないので、かまぼこも少々食べますね。

雑煮は、お餅抜き。

お酒は、お猪口一杯だけ。ハイボールなどの低糖質なお酒なら飲んでも良いですが、10年以上前から、外でお酒を飲む習慣がなくなったので、今はお酒を飲みたいと思わなくなっています。

むしろ、お酒を飲んだ後に酔うと、その後に何もできなくなり、時間がもったいないと思うようになっています。元日から仕事をしていますから、お酒を飲んでいられないという理由もあります。

当然、糖質を摂取すると、頭がボーっとしてきたり、お腹が重苦しくなりますから、お正月でも当たり前のように糖質制限をしています。

糖質もお酒もたまには良かろう

まあ、たまには糖質を摂取しても良いんじゃないですか。

私も、節分の日には、甘酒を飲んだり、お汁粉を食べたりしますからね。

毎日毎食、高糖質な食事ばかりをしていると、そのうちすい臓が壊れてしまいますが、たまに糖質を摂る程度であれば健康上の問題はないでしょう。お正月のおせち料理も、そのたまに摂る糖質だと思って気にせず食べる方が、変なストレスにならずに済むはずです。

新年早々から、食事で悩む方が逆に不健康になりそうですから、あまり深く考えずにお正月を過ごしましょう。