スロートレーニングは、ゆっくりとした動作で筋トレをするのがポイントです。
ゆっくりと筋トレをすることで、成長ホルモンがたくさん分泌され、効率的に筋力アップを目指せます。でも、スロトレは、慣れてくると、つい動作が速くなってしまいます。
動作が速くなると、スロトレの効果が落ちますから、常にゆっくりとした動作を心がけたいです。そこで、スロトレ中は、時計の秒針を見ることをおすすめします。
視覚的に時間を確かめられる
スロトレは、上げる動作に3秒、下げる動作に3秒、次の動作に入る前に1秒停止するので、1回の動きに7秒かかります。
10回を1セットとした場合、70秒間のエクササイズになります。
スロトレ完全版には、DVDが付いているので、それを見ながらスロトレをすると10回を70秒でできますが、毎回DVDを見るのは面倒です。動きを完全に覚えたのであれば、DVDではなく、時計の秒針を見ながら1回の動作が7秒になっているのを確かめた方が手間がかかりません。
デジタルの時計でも構いませんが、秒針の方がわかりやすいですね。10回で70秒ですから、開始した時より、秒針が10秒先になるように動きを調整しましょう。
スロトレが苦痛に感じなくなったら動作が速くなっている可能性がある
スロトレは、自重を使った筋トレなので、自分の体重以上の負荷をかけることはできません。だから、バーベルなどのウェイトを使った筋トレと比較すると、早くに慣れてしまいます。
でも、スロトレが楽に感じた時は、単に動作が速くなっているだけかもしれません。
10回を70秒でやらなければならないのに50秒で終わっていたら、20秒も時間が短縮されるので、楽に感じて当たり前です。
だから、スロトレが楽に感じ始め、筋肉がついてきたかなと思った時には、スロトレの時間を計ってみましょう。おそらく、多くの場合は、動作が速くなっているだけで、筋力アップはしていません。
また、スロトレが楽に感じる原因として、動作が雑になっていることもあります。DVDを見ずにスロトレをしていると、知らず知らずのうちに自己流の動きに変わっていることがあります。だから、定期的にスロトレ完全版を読むか、DVDを見るかして、自分のスロトレ中の動作を再確認し、変な癖がついていたら修正しましょう。
他にも、自分の筋力以上の負荷をかけすぎて動作が雑になることもあります。スロトレは、10回で限界が来る程度の負荷で継続しましょう。ただ、自重でのスロトレには限界があるので、正しい動作で楽に10回できるようになれば、11回、12回と回数を増やすしかありません。
ジムに通うのも選択肢の一つです。