糖質制限を始めて、もう10年くらいになります。
糖質制限をすると、体重が減るなどの様々な身体の変化が出てきます。その中には、よく眠れるようになったというのもありますね。私の場合は、以前から眠れないということはなかったのですが、糖質制限を始めてからは、布団に入るとすぐに眠れるようになりました。
睡眠不足の人は、糖質制限を試してみる価値はあるでしょう。
糖質制限で眠れなくなる?
一方で、糖質制限をすると眠れなくなるとおっしゃっているお医者さんもいます。それについては、江部先生がブログで反論されています。
糖質制限をすると眠れなくなるとおっしゃっているお医者さんは、糖質制限で、自律神経が乱れ睡眠に悪影響を与えるとの見解を示しています。糖質制限をすると、記憶力や集中力が低下し、日中のリズムが乱れるとのことですが、そのようなことは起こったことがないですね。ちなみに糖質制限をする前も記憶力や集中力の低下を感じたことはありません。疲れているときは、頭がボーっとすることはありましたが。
糖質制限に否定的なお医者さんは、必ずといっていいほど、脳のエネルギーは糖質だと言います。確かに糖質は、脳のエネルギー源となりますが、脂肪酸から合成されるケトン体も脳のエネルギー源になるので、糖質制限をして脳がエネルギー不足になることはありません。
薄い味付けで満足できるようになる
また、糖質制限をすると、おかずを食べる量が増えるので、塩分過多になる傾向があるとの批判もされていますが、これも自分の経験には当てはまりません。
ご飯は味がないので、おかずと一緒に食べると、おかずの味が薄まります。だから、濃い味付けになりがちです。でも、糖質制限をすると、ご飯を食べないので、おかずの味付けは、薄くても満足できます。
ご飯と一緒に食べることを想定したおかずは、どれも味が濃すぎて辛く感じます。
私は、肉や魚を食べる時に調味料を使いません。食材が持っている味だけで十分満足できます。
ご飯を食べている人は、肉や魚を食べる量が少なくなるので、それらに含まれている亜鉛を十分に摂取するのが難しいです。亜鉛不足は、味を感じなくなります。亜鉛がほとんど含まれていない白米や小麦中心の食事は、亜鉛不足になりやすいですから、それが原因で濃い味付けになるのでしょう。塩分過多になるのも、糖質制限をしている人より、毎日、ご飯やパンを食べている人だと思います。
糖質はコントロールするもの
糖質制限をすると眠れなくなるとおっしゃっているお医者さんも、1食あたりの糖質摂取量は50グラム前後にコントロールするのが良いと述べています。1日3食で150グラム前後ですね。
従来は、1日に300グラム程度の糖質を摂取するように言われていましたから、150グラムだと半分まで糖質摂取量を減らしていることになります。これって糖質制限ですよね?
でも、糖質制限とは言わず、糖質コントロールと言ってるんですよね。
医療業界では、糖質制限という言葉は、まだまだ禁句なのでしょう。