ダイエットの習慣化は糖質制限の習慣化に他ならない

習慣化したいことのアンケート調査で、総合1位となったのはダイエットだとネットニュースで紹介されていました。

2位が早寝早起き、3位が規則正しい生活、4位が筋トレと続いています。健康に注意しようとの意識はあるけども、なかなか実現できていないといった感じでしょうか。

ダイエットに関しては、今より痩せたいというのはもちろんですが、痩せた状態を維持するのが困難というのが多くの人の悩みなのでしょう。だから、ダイエットを習慣化したいと望んでいるのだと思います。

何も考えず糖質制限

痩せることも太らないようにすることも、とにかく糖質制限をすることが最も効果的です。難しいことを考えず、そして、周囲の意見に惑わされず、ただ、米、パン、麺類、果物、イモ類、砂糖を避ける食生活を続けていれば、自然と体に蓄えられた中性脂肪が減っていきます。

反対にこれらの食品を食べ続けていると、体に中性脂肪が蓄えられていきます。

ダイエットを習慣化することは、運動に力を入れること、摂取カロリーを減らすことだと、多くの人が考えがちです。でも、それらは無視して、まず、糖質制限をすることがダイエット成功の近道です。

ダイエットの習慣化は糖質制限を習慣化することで達成されます。

生化学の本を読めば周囲の意見に惑わされない

しかし、糖質制限をしていると、必ず、それは意味がないとか危険だと言う人が現れます。彼らは、もっともらしいことを言うんですよ。だから、途中で糖質制限をやめてしまうわけです。

ちょっと考えてみてください。糖質制限に否定的な人は、どうして体に中性脂肪が蓄えられるのか、本を読んで勉強した人でしょうか?

おそらく、そんな人はほとんどいませんよね。せいぜい、ダイエット本を見て、摂取カロリーが消費カロリーを上回れば太るといった程度の情報をインプットしただけでしょう。そして、そのダイエット本の著者だって、別のダイエット本に書かれている摂取カロリーが消費カロリーを上回れば太るといった情報をインプットしただけかもしれません。

体に中性脂肪が蓄えられる仕組みを知ろうと思うなら、生化学の本を読まなければなりません。生化学の本には、体内で脂肪酸合成がどのように行われているのか解説されています。そこを何度も読み返せば、太るのは、普段から炭水化物(糖質)が多く含まれている米、パン、麺類、果物、イモ類、砂糖を食べるからだと気づきます。

ただ、生化学の本をいきなり読むのは難しいです。だから、まず、栄養学の本を読みます。栄養学の本にも、生化学の内容が含まれているので、ここで入門レベルの知識を仕入れておきます。

次に生理学の本を読みます。生理学の本には、心臓や肺といった臓器がどのような役割を果たしているのかが解説されています。生理学の本を読んでおいた方が、生化学の理解が深まります。

栄養学と生理学の本を読んだ後は、生化学の本を読みましょう。生化学の本を読み終えた後は、「だから糖質制限をしていれば太らないんだ」ということがわかるはずです。

栄養学も生理学も生化学も、マンガや図解が多い本を読めば十分です。生化学の本は、大平万里先生の『「代謝」がわかれば身体がわかる 』が手ごろな値段で読みやすいです。栄養学の本は、体内でエネルギーがどのように作られているのかについて詳しく説明されているものが良いです。生理学は、読みやすそうなものを選べば、どれでも構わないでしょう。

ダイエットの前に勉強するのは面倒だという方は、周囲の意見を無視して糖質制限を続けるだけです。米やパンの代わりに肉、魚、卵といった動物性食品を食べていれば、自然と中性脂肪が減り、体脂肪率も下がっていきますよ。