太る仕組みを理解してダイエットに取り組むと糖質制限になる

太らない食事と言えば糖質制限。

ダイエットの世界で、これが定着してきているのを感じます。いろいろとダイエット法を紹介しているテレビ番組やネットの記事でも、程度の差はありますが、糖質を控えるようにアドバイスすることが多くなってますね。

太る仕組みを理解したら、自ずと糖質制限に向かうのは自然の流れです。

ダイエットで糖質を控えるのは理にかなっている

最近読んだ以下の記事では、太る仕組みを端的に説明していて、ダイエットに役立つ内容でした。

上の記事は、行政書士の金森重樹さんの著書『運動ゼロ空腹ゼロでもみるみる痩せる ガチ速“脂”ダイエット』の内容を紹介したものです。行政書士がダイエットのことわかるのかと思ってしまいますが、述べていることは生化学の知識に基づいているので信用できますね。

糖質を食べて血糖値が上がるとインスリンが分泌されて、血糖が脂肪に変わることが説明されていますし、インスリンが脂肪の分解を抑えることも説明されています。そして、現代のカロリー計算が意味のないことも。

このブログでも、以下の記事でその辺のことは説明しています。

まず、カロリーってなんだと疑問に思って調べていくと、カロリー計算はどうも怪しいぞと気づき始め、最終的には体内でエネルギーがどのように作られるのかが知りたくなり、解糖系クエン酸回路の仕組みを勉強するようになるものです。金森さんも、おそらくこの過程を経て糖質摂取が太る原因だと気づいたのでしょう。

脂質では太らない

金森さんが提唱しているダイエットは、断糖高脂質食ダイエットです。糖質制限をさらに進めて、脂質の摂取量を多くするのが断糖高脂質食ダイエットです。日刊SPA!の記事にも書いてあるように糖質、脂質、タンパク質の食べ方によりインスリンの分泌量が変化します。

インスリンが血糖を脂肪に変えることは先にも述べましたが、脂質摂取では血糖値が上がらずインスリンが分泌されないので、最も脂肪がつきにくいです。タンパク質は、摂取すると血糖値を上げるグルカゴンと血糖値を下げるインスリンが同時に分泌されるので、脂質より脂肪がつきやすくなります。糖質摂取は言わずもがなです。

また、糖質、脂質、タンパク質は、組み合わせ方によってもインスリンの分泌量が変わります。もっとも、インスリンの分泌量が多くなるのは、糖質とタンパク質の組み合わせです。ご飯と一緒に焼き肉を食べるとか、かつ丼やチャーシュー麺を食べるとか、肉類と炭水化物の組み合わせが最も太りやすくなります。こちらも、日刊SPA!の記事で解説されていますし、以前にこのブログでも紹介しています。

なぜ太るのかを調べていけば、だいたいの人が、金森重樹さんと同じ結論になると思いますよ。人体はまだまだわからないことが多いですが、現在わかっている情報をもとに自分で試していけば、ダイエットをするのに糖質摂取量を減らすことは避けられないと気づきます。