クランチが腹筋の下段まで効いているか

私は、腹筋を鍛えるためにクランチを行っています。他にも腹筋を鍛えるメニューにはニートゥチェストもあるのですが、クランチの方が負荷が強く感じ、バランスもとりやすいという理由からクランチを選択しています。

ただ、クランチは、やってみるとわかるのですが、腹筋全体に効いている感じがしません。

ミゾオチからヘソの間を上段、中段、下段と腹筋を3分割した場合、効果を感じるのは上段から中段の辺りで、下段にはあまり効いていないように思えます。

背中がほとんど浮いていない

クランチが、腹筋下段にあまり効いていないのは、なぜなのだろうかと考えたところ、どうも背中がほとんど浮いていないことが原因なのではないかということに気づきました。

クランチは、仰向けに寝て両膝を曲げ、頭と肩を床から少し浮かした状態から、体を丸めこむようにゆっくり起こし、完全に起き上がらないところまできたら、ゆっくりと下ろしていきます。

反動を使わずに体を起こすのは、想像以上に筋力が必要で、床から背中を浮かすのが難しく、ほとんど首だけが上下しているような動きになってしまいます。それでも、クランチを10回した後は、腹筋が痛くなるほど疲れるので、それなりに効果があるのでしょう。

しかし、この方法だとミゾオチの少し下の筋肉が疲れるだけで、ヘソの辺りはそれほど鍛えられていないようです。なので、もう少し体を起こそうとクランチを試みるのですが、ほとんど体が持ち上がりません。できないものは仕方がないので、首が上下する程度のクランチを続けることにしました。

5ヶ月ほど続けた結果背中が浮くように

そんな首だけクランチを5ヶ月ほど継続したところ、意外とお腹の筋肉が引き締まっているのに気づきました。そして、よくよくお腹を見てみると、ヘソの上辺りもクランチを始める前より筋肉がついているのが確認できました。

そこで、首だけクランチではなく、背中も床から浮く本物のクランチにチャレンジすることに。

すると、今までほとんど浮かなかった背中が浮くようになっていました。連続10回できるか試してみましたが、7回が限界のようで、残る3回は首だけクランチをして終了。

やはり、背中が浮くようになると、お腹の上段から下段まで鍛えられているのがよくわかります。首だけクランチの場合は、ミゾオチの辺りだけが痛かったのですが、本物のクランチの場合は、さらにヘソの辺りまで痛くなりますね。

本物のクランチができるようになって約1ヶ月ほど経ちますが、以前よりもヘソ周辺が、へこんできたのがわかるようになりました。

ただ、本物のクランチをする際は、背中を浮かしすぎないように注意しなければいけません。あまり体を起こしすぎると、腹筋から力が抜けてしまい、スロトレの肝である血流を抑制し続けることができなくなります。また、背中を浮かそうとするあまり、反動をつけて体を起こすのも筋肉から力が抜けてしまうのでダメです。

このようなクランチをするくらいなら首だけクランチの方が、まだ効果があると思います。

首だけクランチしかできない方も、続けていれば、そのうち本物のクランチができるようになるので、焦る必要はありません。

どうしてもクランチができないという方は、ニートゥチェストがおすすめですよ。