膝上の筋肉強化にはシーシースクワット

以前の記事で、太ももの表側と裏側に効かすスクワットのやり方を紹介しました。要約すると、太ももの裏側に効かすには、しゃがむ時にお尻を後ろに突き出し、太ももの表側に効かす場合はお尻を突き出さないようにするというものです。

太ももの表側に効かすスクワットには、上記の方法だけでなく、シーシースクワットという方法もあります。シーシースクワットは、太ももの表側の特に膝上の筋肉を強化するのに適しています。

バランスを取るために手は椅子などに添える

シーシースクワットをご存じない方は、下のページをまずご覧になってください。

シーシースクワットは、ちょっと変わったスクワットで、かかとを上げて、上体を後ろに反りながら、膝を曲げたり伸ばしたりします。

かかとを上げて、上体を後ろに反らすという不安定な状況で行うので、バランスを取るのが難しく、エクササイズ中、体がフラフラとしてしまうことがあります。そうならないためには、椅子の背もたれなどに片手を添えて、しっかりとバランスを取ってください。

体がフラフラして筋肉から力が抜けて、血流が解放されてしまうとスロトレの効果が減少してしまいますからね。常に鍛えている筋肉に力が入りっぱなしの状態を維持しましょう。

膝上に体重が集中する感じ

シーシースクワットをやってみると分かるのですが、エクササイズ中は、自分の体重が膝上の筋肉に集中しているように感じます。

通常のスクワットなら、体重が太もも全体に分散しているような感じなので、我慢できるのですが、シーシースクワットだと、膝上に負荷が集中するため、すぐに限界が来てしまいます。背中を反った状態でトレーニングしているので、あまり無理すると腰を痛めてしまう危険もあるので、5回できない方は、やめておいた方が良いでしょう。

私は、普段、足を前後に開き前足に体重を乗せるスプリットスクワットをしていますが、膝上にかかる負荷は、シーシースクワットの方が強いですね。

現在は、スプリットスクワット中心に行っていますが、以前は、通常のスクワットとシーシースクワットを行っていました。トレーニング期間は、1ヶ月程度だったと思うのですが、膝上の筋肉が内側に盛り上がるようになりましたよ。

O脚の方は、膝上の筋肉が盛り上がることで、脚の開きが目立たなくなるかもしれませんね。でも、O脚が治るかどうかはわかりません。私も少しO脚で、膝同士がくっつきません。シーシースクワットを行って膝と膝の間隔が狭くなったとは思わないので、これ自体にO脚を矯正する効果はないのかもしれませんね。

なお、自宅でのO脚の矯正方法がhealthクリックの下記ページで紹介されていますので、O脚が気になる方は参考にしてください。太ももの筋肉を鍛えることも効果があるようですよ。

膝上の筋肉を強化して、太ももを引き締めたいと思っている方は、シーシースクワットを試してみてください。