マッチョな人って、体が硬そうなイメージがありますよね。
立ったまま前屈しても、指先が床に届くまで、かなりの距離がありそうな、そんなイメージ。だから、筋肉をつけすぎるのも良くないなんて言われてたりします。
私も、筋トレをしたら体が硬くなるのではないかと思っていたのですが、どうもそうではないようです。
静的ストレッチは筋肉量を減らす
私は、毎日ストレッチをしています。
体を伸ばした状態で何秒間か止める静的ストレッチが中心なのですが、以下の記事によると、どうやら、静的ストレッチは筋力を急性的に減少させるそうです。
そんなこと全然知らず、毎日、体が硬くならないようにとストレッチをしていましたよ。上の記事では、筋トレが体を硬くするという言説は迷信だとも述べられています。
同志社大学の実験では、筋肉を大きくかつ1回あたり長時間伸ばす筋力トレーニングを10週間実施したところ、筋トレを週3回行っていたグループでは半膜様筋の硬さが慢性的に減少したそうです。一方で、週2回の筋トレのグループと何もしなかったグループでは、半膜様筋の硬さは慢性的に変化しませんでした。
スロトレは体の硬さを改善するのに効果がありそう
上の記事を読むと、体を大きく伸ばす筋トレが半膜様筋の硬さを減少させるのに効果的ということですから、特定の筋力を集中的に鍛える単関節エクササイズより、広い範囲の筋肉を鍛える多関節エクササイズの方が柔軟な体を作るのに適しているように思います。
また、動作範囲を50%から100%の間にし、5秒かけて筋肉を伸ばすトレーニングが紹介されていますが、これは、スロートレーニングに近い筋トレなのではないでしょうか。
私も、毎日、スロトレとストレッチをしていますから、一般的な成人男性より体は柔軟な方だと思います。
ただ静的ストレッチばかりだと筋トレの効果が減ってしまいますから、今後は、動的ストレッチを中心にしていきます。動的ストレッチは、反動をつけて体を伸ばすストレッチで、以下の記事によると、ラジオ体操が動的ストレッチの代表とのこと。
ラジオ体操のような動きが動的ストレッチであれば、私が、普段しているストレッチも、動的ストレッチに近いかもしれません。ゆっくり体を伸ばす動作を反復するストレッチが多めですから。
とりあえず、筋トレをしたら、体が硬くなるということはないようです。動的ストレッチも組み合わせれば、柔軟な筋肉になるのでしょうね。