私はスロートレーニングを2年以上毎日欠かさず続けています。
こう言うと、「自分は筋トレを始めても、すぐにやめてしまう」という人が必ずいます。確かに筋トレは苦痛を伴います。始めたばかりの時は、自分の肉体が、これからかっこよく変わっていくことを想像しているので、やる気があるのですが、3ヶ月ほどしても、見た目に変化が現れなければ、だんだんとトレーニングの頻度が減っていき、いつの間にか、筋トレを止めてしまうんですね。
私が思うには、そういった方は、完璧主義なのではないでしょうか?
最初に決めた回数やセット数にこだわらない
筋トレをする時は、最初にどのメニューを行うかを決めますよね。
下半身を強化したいのなら、スクワット、ヒップリフト、カーフレイズといったメニューを選び、それらを1セット10回、3セット行おうといった感じで、メニューを決めることでしょう。私もこのような感じでメニューを決定しました。また、スロトレを開始した時は、スロトレ完全版の基本5メニューから始めましたが、最初にメニューを決めるという点では、同じことです。
筋トレが長く続かない人は、最初に決めた回数やセット数は絶対に守らないといけないという気持ちが強いのではないでしょうか?
計画通りにメニューをこなしていくことができるのなら、それに越したことはありません。
でも、誰にだって、体調が悪い時はあります。そんな時でも、無理して最初に決めた回数やセット数を守って筋トレをしていたのでは、苦痛ばかりが記憶に残ってしまい、やる気を失う原因になります。
だから、体調が悪い時は、最初に決めた回数やセット数にこだわらず、半分に減らすなどして、トレーニングが嫌にならないようにすることが大切です。
少なくても続けること
以前にもこのブログで書いたのですが、フェンシングの太田選手は、子どもの頃から毎日欠かさず練習をしていたそうです。
でも、練習時間が、毎日同じかというとそうではなく、疲れている時なんかは、練習時間を短縮していました。続けることで練習が日課となり、やがて、歯磨きをするような感覚になるのだそうです。
おそらく、筋トレが長く続かないという人は、この歯磨きをするような感覚になっていないのだと思います。
とにかく日課になるまでは、継続することが重要です。でも、完璧を目指すと、苦痛に負けてしまうことがあるので、疲れている時や仕事でまとまった時間がとれない時などは、3分でも1分でもいいので、ちょっとだけでもトレーニングをしてください。
それを続けていると、次第に筋トレの苦痛に負けない精神力が身に付き、やがては日課となります。
完璧であろうと思わず、不完全でも良いと自分を許せれば、筋トレを継続することができますよ。