6月に入りましたが、過ごしやすい気候ですね。
今年は、5月もちょうど良い気候で、最高気温が30度以上になる日が少なかったように思います。肌寒い日もあり、例年より涼しいのではないでしょうか。
そろそろ梅雨に入って来ますが、気温が上がらず涼しい日が続くと良いのですが。
それでは、毎月恒例の1ヶ月間のスロートレーニングの成果を報告します。
昔は、肉がメタボの原因だと考えられていましたが、最近は、糖質が多く含まれている白米やパンの方が太ることが認知されるようになってきました。
メタボの予防も解消も、真っ先にやらないといけないのは糖質制限です。その他のダイエット法は考えず、まず、糖質制限を始めましょう。
ダイエットの情報は尽きないもので、新しいダイエット法が現れ、そして、すぐに消えていきます。長く続かないとか、効果が感じられないとか、いろいろ理由があって消えていくのでしょう。
最近、何でも食べてOKというダイエットの情報を目にしました。ここまで来ると、もはや、ただの食事じゃないかと思うのですが。
冬はダイエットに適した季節なんて言われていますが、最近は、春もダイエットに向いていると言われているようです。
ネットニュースにそんなことが書いてありました。
きっと、夏になれば夏はダイエットの季節、秋になれば秋はダイエットの季節という情報が流れるんでしょうね。結局、春夏秋冬いつでもダイエットをすれば良いじゃないかとなりそうですが。
先日、テレビを見ていると、栄養の専門家の方が、白米は他の糖質が含まれる食品より太りにくく、栄養素も豊富だと語っていました。
太りにくいという部分は、ひとまず置いとくとして、栄養素が豊富というのは何を根拠に言っているのだと思いましたね。白米より栄養素が乏しい食品を探す方が難しいんじゃないかというくらい、白米は低栄養です。特にビタミンとミネラルは絶望的なくらい少なく、主食として食べ続けているとこれらの栄養素が不足する可能性が高いです。
ダイエットにとって大切なのはカロリーの計算だと言われていますよね。
食物に含まれている糖質、脂質、タンパク質から、人体はエネルギーを作り出すことができ、それぞれが持つ1グラム当たりの熱量は以下となっています。
これらの値は、アトウォーター係数と呼ばれ、物理的燃焼値とは異なります。例えば、脂質の物理的燃焼値は、9.45kcalであり、アトウォーター係数よりも0.45kcal多くなっています。それなのに食物に含まれる脂質と身体に蓄えている中性脂肪を同じ9kcalとして計算して良いのでしょうか?
冬になると、必ず聞くのが「冬はダイエットに適した季節」という言葉です。
冬は体温を上げるために多くの脂肪を燃焼するから、消費カロリーが増え、痩せやすくなるというのがその理屈です。冬に消費カロリーが増えているのをどう確かめるかというと、吐き出す二酸化炭素の量を計測するのです。ヒトが酸素を吸うのはエネルギーを作るためであり、エネルギーを作った後は、二酸化炭素を吐き出します。
だから、吐き出す二酸化炭素の量が多いほど、多くの脂肪を燃焼したと言えます。そして、冬は、多くの二酸化炭素を吐き出すので、脂肪を燃焼している証拠だとされます。
もっともらしい理屈ですけど、冬にどんどん痩せていく人を見ることなんて滅多にありません。理屈がまちがっていると疑うべきでしょう。