冬になると、必ず聞くのが「冬はダイエットに適した季節」という言葉です。
冬は体温を上げるために多くの脂肪を燃焼するから、消費カロリーが増え、痩せやすくなるというのがその理屈です。冬に消費カロリーが増えているのをどう確かめるかというと、吐き出す二酸化炭素の量を計測するのです。ヒトが酸素を吸うのはエネルギーを作るためであり、エネルギーを作った後は、二酸化炭素を吐き出します。
だから、吐き出す二酸化炭素の量が多いほど、多くの脂肪を燃焼したと言えます。そして、冬は、多くの二酸化炭素を吐き出すので、脂肪を燃焼している証拠だとされます。
もっともらしい理屈ですけど、冬にどんどん痩せていく人を見ることなんて滅多にありません。理屈がまちがっていると疑うべきでしょう。