続けることを目的にすれば筋トレはうまくいく

最近、プロのトレーナーの山本ケイイチさんの著書「仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか」を読みました。

この本の中に書いてあることが、自分がブログの中で書いたことと非常によく似ていたので、びっくりしています。私なんて、筋トレのプロでもなんでもない、ただの素人で、単にスロトレで運動不足を予防しているだけです。

そんな素人の私が思っていたことと、プロのトレーナーの方が仕事で得た経験とが、似ていたのですから、こんなにうれしいことはありません。あ、先に言っておきますが、このブログは、山本さんの著書を読む前に運営を始めたので、決して本を写したわけではないですよ。

半年続けば半永久的に続けられる

半年続けば半永久的に続けられる

これは、本書の42ページに書かれている言葉です。この言葉こそが、私の考え方とぴったり一致したところです。以前の記事で、半年以上スロトレをしているので、もはや歯磨きと同じように日常生活の習慣となっているということを書きました。その歯磨きと同じような習慣になるといった旨のことも本書には書かれています。

山本さんは、筋トレで最も難しいことは「続けること」と述べられています。

半年続けることができれば、トレーニングはその人にとって、間違いなく習慣になる。人はもともと安定したい生き物だから、半年続けたことがあると、その人のライフスタイルの一部になる。ジムに行くのが非日常でドキドキすることだったのが、逆にジムに行かないと安定しなくなるのだ。(43ページ)

つまり、非日常から日常にしてしまうこと、習慣としてしまうことが、筋トレを成功させるために大事だということですね。

私の場合は、毎日、自宅で15分程度スロトレをしているだけなので、簡単に習慣にできたのかもしれません。でも、15分程度のエクササイズなんだから、毎日やらなくてもいいんじゃないか、なんてことを思っていたら、今頃スロトレをやめていたと思います。

また、山本さんは、筋トレで体の変化を実感できるようになるのに半年から8ヶ月くらいかかるといったことをおっしゃっています。私も体の変化を実感できたのは半年たってからでした。

とにかく、「まずは半年続けること」が筋トレでは重要になってくるということですね。

筋トレ効果をアップさせる5つの原則

本書では、筋トレの効果をアップさせる5つの原則が紹介されています。半年続けないと効果が出ないとは言え、やはり、少しでも早く効果が出た方が、やる気がでますし、筋トレも長く続けることができるでしょう。

1.意識性

たとえば「持久力を上げたい」「筋力を付けたい」もしくは「痩せたい」という本人の意識がまったくなければ、効果は表に出ない。(72ページ)

なんでもそうなのでしょうが、自分がどうなりたいのかという意識が薄いと、なかなか筋トレの効果が出てきません。筋トレ中は、どこの筋肉を鍛えているのか、といったことを意識しながら行うことが大切です。

2.全面性

ダイエットを目的にしている人が、単に食事をしないというのでは、健康的に痩せることはできません。食事量を減らすことだけでなく、有酸素運動で消費カロリーを増やしたり、トレーニングで筋肉を減らさないといった全面的なバランスを取ることで、筋トレの効果がアップします。

3.漸進性

筋トレの効果が頭打ちにならないためには、メニューを少しずつ変えて、負荷を大きくしていく必要があります。漸進性(ぜんしんせい)とは、少しずつ進むことで、筋トレも常に同じメニューではなく、少しずつ変化をつけていく方が、効果が上がります。

4.個別性

人の体はそれぞれ違うものだから、ある人がうまくいったトレーニングであっても、自分には合っていないことがあります。目指すゴールは同じでも進み方は、個人個人で異なるものです。

5.継続性

どんなに素晴らしいトレーニングでも、三日坊主だと無意味です。1ヶ所の筋肉を鍛えるだけでも、最低6週間は同じ方法を継続する必要があります。山本さんは、「この継続性こそ、トレーニングの目的そのものと言ってもいいぐらい重要」だと述べています。

他にも、本書には、筋トレをする上で大切だと思われることが、たくさん書いてありますが、やはり、筋トレで目標を達成するためには、地道に続けることが最も大切なんだと再確認できました。

私もスロトレを開始して半年過ぎたあたりから、やればやるほど体が変化しているのを実感しています。

最初からハードなトレーニングを開始すると、長続きさせるのが難しいので、まずは短時間でできて、それほどしんどくないエクササイズを始めた方が良いでしょうね。スロトレは、それほど苦にならないので、良いですよ。

参考文献