筋トレ続けてるのに以前よりも筋肉が減ってるように感じてしまう

毎日、筋トレしているのにどうも筋肉が減っているように感じる。

そう思うことないですか?

私もそのように感じることがよくあります。毎日鍛えているのだから、どんなに悪くても現状維持できているはずなのですが、前よりも筋肉が落ちているように思えるんですよね。老化なのかとも思うのですが、どうなんでしょうか。

同じ条件で比較しているか

でも、老化ではないでしょう。なぜなら、筋トレメニューを以前よりもハードにしていますし、スロートレーニングを始めた時よりも、全てのメニューで多くの回数をこなせるようになっているからです。

では何が原因で筋肉が減っていると感じるのでしょうか。

1.単なる目の錯覚

まず最初に思い浮かぶのが、目の錯覚です。

筋肉に当たる光の角度や影のでき方によって、平面に見えたり盛り上がって見えたりします。特に光を正面から当てると、影が消えてしまうので、筋肉にメリハリがないように見えます。正面だけでなく横から見たり、斜めから見たりすれば、目の錯覚で筋肉が減っているように見えただけだということがわかります。

2.食後はお腹が膨らんで腹筋のラインが薄くなる

お腹一杯ご飯を食べた後も筋肉が減ったように見えます。特に満腹時は、お腹が前に出るので、太ってしまったようにも見えます。

でも、満腹時は、誰だってお腹が出ますし、そのせいで腹筋のラインも薄くなり、丸みを帯びて見えます。お腹一杯ご飯を食べても腹筋で内側にお腹を押し込めれば、見た目に大きな変化は出ないのでしょうが、そうなるまでには、時間がかかります。

3.比較対象が筋トレ後のパンプアップ時

筋肉が減ったと感じる理由で、最もあり得るのが、筋トレ後のパンプアップ時と比較していることです。

筋トレ後は、誰でも筋肉がパンパンに張って熱くなるパンプアップという状態になります。この時の筋肉は、自分でもほれぼれとしてしまう盛り上がり具合で、記憶に残りやすいです。

つまり、筋肉の最高の状態と通常の状態を比較しているため、筋肉が減ったと感じているわけですね。

結局、筋肉が減っていると感じるのは、毎回、同じ条件で筋肉を観察していないことが理由なのです。

体型は後から変わってくる

スロトレを1年以上続けている私の経験から、体型の変化は後から着いてくるものだということがわかりました。

スクワットでもプッシュアップ(腕立て伏せ)でも、最初は10回できなかったのが、何ヶ月も続けているうちに楽に10回できるようになりますが、見た目は、以前とさほど変わりません。でも、そこから負荷を強めてしばらく続けていると、明らかに以前よりも見た目に変化があらわれていることに気付きます。

その後、また強い負荷に慣れてきますが、その時には見た目の変化はなく、負荷をさらに強めてしばらく筋トレを続けていると、再度、見た目の変化があらわれます。

以前よりも筋肉が減っていると感じるのは、目の錯覚などの理由もあるのでしょうが、現在のトレーニングの負荷に耐えれるようになっているのに見た目に変化があらわれないから、そう感じてしまうというのもあると思います。

さすがに1年以上筋トレを続けていれば、誰だって1年前よりは筋肉が増えているはずですし、見た目も変わっているはずです。筋肉が減っているように感じた時は、以前よりも強い負荷に耐えることができているという事実だけをみて、そんなはずはないと自分に言い聞かせることが、やる気をなくさないために大事ですね。