先日、あるテレビ番組を見ているとモデルのIVANさんが出演されていました。
その番組は、IVANさんの過去の失敗談を語るというもので、モデルからホームレスに転落した話をされていました。現在は、ホームレスから復帰されて芸能界で活躍されています。
IVANさんの失敗談を聴いていると、いろいろと考えさせられることがあったのですが、私はほんの少しだけIVANさんが語った「炭水化物を食べたら10kg太った」というところで耳が大きくなりました。
7年間炭水化物を食べなくても人間は死なない
IVANさんは、ホームレスになる前のモデル時代、7年間、炭水化物を一切食べなかったそうです。
モデルとして活躍するためには、体型を維持しなければならないので、太りやすい食事は控える必要があったのでしょうね。おそらく、IVANさんだけでなく、他のモデルの方も体型維持のために炭水化物(糖質)を控えているのではないでしょうか。でも、モデルの方が糖質制限をしているといったことをあまり聞きません。
ライバルが次から次に現れるモデルの世界ですから、体型維持に有効な糖質制限を門外不出の秘策として誰にも教えないようにしているのかもしれませんね。
糖質制限の安全性は2年までと言っている医師の方がいますが、IVANさんは7年間も糖質制限をして元気だったのですから、2年以上炭水化物を食べなくても人間は死なないということです。むしろ、炭水化物中心の食事の方が健康に悪影響を与えるのです。
数ヶ月のホームレス生活で10kgの体重増加
モデルの世界から転落したIVANさんは、ホームレスとして生きていくことになり、これまで一切食べなかった炭水化物も口にするようになりました。
食料にいつありつけるかわからないホームレス生活ですからね。食べれるものなら何でも食べないと生きていけません。
IVANさんは、ホームレスの師匠のもとで厄介になりながら生活をしていたわけですが、ボランティアの方の炊き出しや差し入れた食品を食べる機会もあったそうです。ボランティアの方が差し入れた食品は、おにぎりや牛乳といった糖質が多く含まれているものもあり、IVANさんは、そういった物を食べる生活を続けていると10kgも体重が増加したとのこと。
確かホームレス生活は4ヶ月と語っていたので、1ヶ月で2kg以上太っていったことになります。
ホームレスになれば、自由に食事をする機会がないでしょうし、十分な食事量を確保するのも難しいのではないでしょうか?
そのような環境でも、炭水化物中心の食事をしていたら10kgも太るのですから、ごく一般的な仕事をしている方が、毎日3食、米、パン、麺類のいずれかを口にしていては痩せることなんてできないでしょう。体重を増やさないように現状維持することも困難でしょうね。
結局、IVANさんは、炊き出しの列に並んでいる時に熱中症で倒れたことで死の危険を感じ、ホームレス生活をやめたそうです。
熱中症になるのは、水分や塩分補給がおろそかになっていたり、長時間直射日光を浴び続けたからでしょうが、短期間とは言えホームレス生活で栄養状態が悪化したことも体調を崩した原因なのかもしれません。
そのような栄養不足の状態でも、炭水化物を食べていると体重が増えていくのですから、米や小麦の動物を太らせる効果に驚きです。
健康を維持するためには、米、パン、麺類のような炭水化物(糖質)が多く含まれている食品で空腹を満たすのではなく、肉や卵など脂質とタンパク質中心の食事をしなければならないということでしょうね。
2015年9月18日追記
同じ番組で、炭水化物を食べれば20kg太ることが詳細されていました。