ダイエットでは体重を減らしたいのか体脂肪率を下げたいのかを考えるのが大切

痩せるためにダイエットをする場合、体重を減らすことを意識しますよね。

痩せる=体重減少

と考えれば、体重を減らすことは痩せることと言えます。

体重を減らすという視点以外にも、体脂肪率を下げることもまたダイエットです。体重が減れば体脂肪率も下がる傾向にありますから、体重を減らすためのダイエットをすれば、体のあちこちの脂肪が減ってすっきりとした体型になるように思えます。

体重が減ってもお腹ポッコリ

ところで、体重が軽い人は、必ずお腹周りがすっきりとしているでしょうか?

確かに体重が重い人ほど、お腹が出ていることが多いです。でも、体重が軽い人でも、お腹が出ていることはありますよね。

今、ダイエットして体重を減らすんだと思っている人は、きっと、体重が減ればお腹ががへこむと考えていると思いますが、体重が軽くてもお腹が出ている人がいるのですから、ただ体重を減らせばお腹がへこむわけではなさそうです。

体重を減らすだけなら、食べる量を今よりも少なくすることでどうにかなります。食べる量を減らしても、なかなか体重が減らないのなら、運動も加えましょう。そうすれば、多くの人が体重を減少させることができます。

しかし、食事を減らしたり運動をしたりして体重が減っても、お腹だけはポッコリと出たままになるかもしれません。

  • 痩せていてお腹もスッキリしている人
  • 痩せているけどお腹がポッコリしている人

何が違うんでしょうか?

違うのは糖質摂取量だよ

体重が同じでも、お腹が出ている人と出ていない人との違いは、普段の食事に含まれている糖質量です。

米、パン、麺類など、炭水化物(糖質)が多く含まれている食品を食べていれば、食事量を減らしたところで、体脂肪はなかなか減りません。なぜなら、糖質が体の中に入ってくれば、脂肪に変わって体に貯め込まれるからです。このブログでは、何度も、その辺りのことを書いています。とりあえず、以下の過去記事に糖質を摂取すると体脂肪が増える仕組みを解説していますから、読んでみてください。

ただ体重を減らすだけなら、摂取カロリーを減らす努力をすれば良いだけです。でも、体脂肪率を下げるためには、何を食べないかを決めなければなりません。当然、糖質が多く含まれている食品を食べないことが、体脂肪率を下げるために最も重要です。

そもそも、カロリー計算は、糖質、脂質、タンパク質を同質と扱っている点が問題です。糖質とタンパク質が体の中で同じ働きをしているわけではありません。脂質とタンパク質も同じではないですし、糖質と脂質も同じではありません。

それなのにカロリー計算では、これら三大栄養素を同質と捉えて熱量を計算しているから、体重が同じでもお腹ポッコリの人とお腹スッキリの人が出てくるのです。

体重をただ減らしたいのなら、適当に食べる量を減らすだけです。

でも、痩せようとダイエットに励んでいる人は、体重を減らすというよりも、体についた脂肪を減らしたいと望んでいるのではないですか?

それなら、食べる量だけを意識するのではなく、脂肪になりやすい食品を食べないことも意識しなければなりません。むしろ、脂肪になりやすい食品を食べなければ、体重があまり減らなくても、お腹ポッコリは解消されていきます。

体脂肪率を下げたければ、糖質制限は当たり前ですよ。