糖質制限は運動競技に不利になる?

糖質制限をすると、エネルギー源であるブドウ糖の摂取量が減るので力が入らなくなる。

こういう噂を聞いたことがある人は多いと思います。糖質制限をすると筋肉が減るという噂もありますね。

このような噂話を聞くと、スポーツをしている人が糖質制限をすれば、本来の力を発揮できないのではないかと思ってしまいます。

でも、この噂、本当なのでしょうか?

糖質制限をしても運動に問題ない

2018年9月9日に大坂なおみ選手が、テニスの4大大会で優勝しました。

これは、日本人では初めてのことで、あるテレビ番組では、人類が月に行ったのと同じくらいの快挙だと絶賛していました。

その大坂なおみ選手。

THE ANSWERの「大坂なおみ、今度は『ティーン・ヴォーグ』が特集 食生活は『炭水化物はとらない』」の記事で、こんなコメントが掲載されていました。

「日本で楽しみにしているもの? たくさん素晴らしいご飯ものがあるの。でも、大会前は炭水化物を摂取することは禁じられているの。だから、ちょっと悲しい。でも、最低一回は美味しいご飯が食べたいわ」

これって糖質制限じゃないですか。

糖質制限をしたら、力が出なかったり運動できなかったりするんじゃなかったの?

大坂なおみ選手は、大会前に炭水化物の摂取を禁じられていたのにテニスの4大大会で優勝してるんですけど。運動できないどころか世界一になっているんですから、糖質制限が運動に不利になるとは言えなくなりましたね。

糖質制限批判者は、大坂なおみ選手が特別なんだと反論するでしょうが、「糖質制限をすると力が入らない」とか「糖質制限をすると運動ができない」のような絶対にありえないという主張に対しては、できたことを示す反証が一例あれば十分です。

まぁ、大坂なおみ選手だったら、高糖質食でもグランドスラムを達成していたかもしれませんから、ここでは糖質制限をしても運動に不利にはならないとだけ言っておきます。

自分でやってみないと事実はわからない

糖質制限をすると、力が入らない、脳の働きが悪くなる、疲れやすくなるなど否定的な意見が数多く存在します。

でも、これらの主張をする人は、実際に糖質制限をしたことがない人ばかりですから根拠が怪しいです。おそらく、脳内妄想だけで語っているのだと思います。

糖質制限なんて難しいことではないのですから、実際にやってみれば事実は簡単にわかります。

だから、糖質制限批判者は、糖質制限をさせないように「危険だ!危険だ!」と言うのかもしれません。

実際に糖質制限をしたら、彼らが言っていることが嘘だとばれてしまいますからね。

確かに糖質制限を始めて間もない頃は、体に違和感があります。筋肉が疲れやすいとか、体重が減りすぎるとか、肌が乾燥するとか。でも、これらは、そのうち改善します。

また、大概は普段の食事から米やパンなど炭水化物が多く含まれている食品を抜くだけだから、栄養失調になって体調が悪くなるんだと思いますよ。食事量は減らさず、炭水化物をタンパク質と脂質に置き換えるのが糖質制限です。

食事量を減らせば不調になるのは当たり前。

ダイエット目的で糖質制限を始め、なかなか体脂肪が減って来ない場合には、食べる量を減らした方が良いでしょうけどね。