糖質制限は自己流でOK

ダイエットや健康維持のため、糖質制限をするのは当たり前になってきています。

かつては、糖質制限は危険だとの意見が多かったですが、今では、糖質は控えめにした方が良いという意見が主流派になっているように思えます。

ですが、糖質制限の知名度が上がって来るに従って、糖質制限はこうしなければならないといった意見を聞くようになってきました。自己流の糖質制限は危険だという人もいますが、糖質制限は自己流でOKです。

糖質を控える以外は自由

糖尿病治療に糖質制限食を推進している江部康二先生は、糖質制限食十カ条を提言しています。

糖質制限食十カ条を見ると、やってはいけないことはそれほど多くなく、むしろ、糖質制限中にやっても良いことの方が目立つ印象です。例えば、「たんぱく質と脂質はたっぷり食べてOK」とか「焼酎やウイスキーはOK」といった感じですね。

強い口調で制限しているのは、「でんぷんを含む食品と甘みのある食品は避ける!」といったことくらいでしょうか。

とりあえず、糖質の摂取量を抑えれば、それ以外の食品については神経質にならなくても良いといった印象です。おそらく、糖質制限を1年以上続けている人は、糖質を控える以外は、適当に食事をしていると思います。

私も、糖質は控えていますが、それ以外の食品については、そんなに意識していないですね。意識していることは、体重が減らないようにすることくらいです。無意識のうちに食事量が減らないようにできるだけ食べるようにしています。間食もしますよ。

お医者さんより糖質制限経験者を参考にする

糖質制限のやり方をお医者さんに聴く人がいると思います。でも、お医者さんだから栄養に詳しいとは限りません。

糖質制限に関しては、お医者さんの話を聴くより、長期間、糖質制限を続けている人の話を聴いた方が参考になります。1年以上、糖質制限を続けていればベテランです。たった1年でベテランなのかと思うでしょうが、糖質制限でやることなんてほとんどないので、1年も続ければ十分です。

糖質制限を長く続けている人の中にも、「あれはダメだ」「これをしなければならない」と言う人がいます。でも、糖質制限を始めたばかりの時にそんな意見に耳を傾けても、窮屈に感じるだけで長続きしません。

それより、糖質制限中でも、やって良いことを語る人の意見を参考にした方が長続きします。

「食事回数は1日に2食以内」という人より、「食事回数は気にしない」という人の意見の方がストレスを感じないですよね。同じように「タンパク質はこれだけ食べなければならない」と言われるより、「糖質を減らしている分だけ、タンパク質や脂質を多く食べた方が空腹を感じないよ」と言われる方が、やってみようと思いますよね。

何度も言いますが、糖質制限なんて自己流で構わないんですよ。

糖質制限をしていない人の食事は、ほとんど自己流なのに糖質制限だけ厳格なやり方があるという方がおかしく感じますね。地中海食とかDASH食とか、健康に良いとされている食事はいくつかありますが、どれもゴチャゴチャ言い過ぎ。

バランスの良い食事も、いろいろと考えながら食べないといけないので複雑すぎます。

それらと比較すると、糖質だけ控えていれば、それ以外は深く考えなくて良い糖質制限は、継続しやすいですね。

糖質制限が続かない人は、他人の意見を聴きすぎているのかもしれません。

「自己流の糖質制限で何が悪い」くらいの気持ちの方が、糖質制限は長続きしますよ。

参考文献