栄養に興味を持ったら菜食という選択肢はなくなる

健康を意識し始めると、最初に取り組むのが食事内容の見直しではないでしょうか。

巷では、野菜をたくさん食べることが健康な体を作るためには大切だと言われていますから、食事内容を見直す際、野菜を多く食べることを心がける人が多いですね。私も、栄養の知識がないまま、野菜多めにしていたことがありますが、今では、それが完全な誤りだったとわかっているので、そんな愚かなことはしません。

健康な体作りに必要なのは、野菜ではなく、圧倒的に動物性食品です。

消化できないものを食べるのはおかしいと気づこう

人間も含めて哺乳類は、肉食です。ウシやウマなどの草食動物であっても、肉食が基本です。

植物を消化するためには、セルラーゼという消化酵素がなければいけませんが、哺乳類はそれを持っていません。だから、人間が、野菜をたくさん食べたところで、たいして栄養素を補給できないのです。

ウシだって、口から草を入れていますが、それは自分自身が食べるためではなく、胃の中にいる微生物に与えるためです。詳しいことは、以下の記事に書いているのでご覧になってください。

人間が胃腸で消化できるのは、動物性食品です。野菜を1日に350グラムも食べるのは、栄養補給の観点で見たら無駄なことです。胃腸で楽に消化吸収できる動物性食品を中心に食べた方が、栄養補給しやすいのは言うまでもありません。

また、動物性食品は、ビタミンとミネラルも豊富に含まれていますから、これらの栄養素をしっかり補給するためにも、動物性食品中心の食事にすべきです。

健康を語る人でも栄養学の本を読んでいる人は少ない

健康については、いろいろとうんちくを持っている人がいますが、栄養学の本を読んでいる人は非常に少ないです。

現代日本人の栄養の知識なんて、テレビのCMで身に付けたものばかりですから、ほとんど信用できません。まずは、栄養学の本を読んで、人間に必要な栄養素が何なのか、どのようにして体の中でエネルギーが作られているのかを勉強した方が良いです。

栄養学の入門書では、カラー図解 栄養学の基本がわかる事典が、とてもわかりやすくておすすめなのですが、今は絶版になっているようなので、古本を購入するしかありません。

他にも栄養学の本はありますが、購入する際には、体の中で、どのようにしてエネルギーが作られているのかを詳しく説明しているものを選んだ方が良いです。詳しくと言っても、栄養学の本だと、生化学の本ほどは詳しく解説されていませんが、エネルギーを作る過程の全体を掴める程度に解説されているものを選びましょう。

ちなみに栄養学の本でも、野菜をたくさん食べることを推奨しているものがほとんどです。その辺りは、さらっと流して読み進んでいけば良いです。

栄養学の本を1冊読み終わった後には、動物性食品を中心に食べないといけないとわかるはずです。そして、採食はあり得ないと気づくことでしょう。