メタボになったら白米は食べられないと考えよう

昔は、肉がメタボの原因だと考えられていましたが、最近は、糖質が多く含まれている白米やパンの方が太ることが認知されるようになってきました。

メタボの予防も解消も、真っ先にやらないといけないのは糖質制限です。その他のダイエット法は考えず、まず、糖質制限を始めましょう。

カロリー制限で1日に食べられる白米は茶わん3杯までらしい

糖質制限よりも効果は劣りますが、カロリー制限でも、それなりに肥満の解消はできます。

ダイヤモンド・オンラインの以下の記事では、カロリー制限をした場合、1日に食べられる白米の量が紹介されています。

上の記事によれば、デスクワークの50歳男性が、ダイエットで体重を65kgに減らそうと思ったら、1日の糖質摂取量を276グラムにする必要があるとのこと。そして、野菜などに含まれる糖質量を差し引いた残りの糖質を白米で摂取するとしたら、1食当たり茶わん1杯、1日に3杯まで食べられるそうです。

いたって普通の食事。

かなり太っている人なら、この量だと少なく感じるのでしょうが、ちょいメタくらいの肥満の人なら、普段からこれくらいの白米の量で満足できているのではないでしょうか。

本気で痩せたいなら白米と決別しよう

肥満になる大きな原因は、糖質の摂り過ぎです。

茶わん1杯当たりの糖質量は50グラムを超えますから、1食でも白米を食べなければ、ダイエットに大きな効果をもたらしてくれます。3食とも白米を食べなければ、150グラム以上の糖質カットが可能です。これくらい糖質を減らせば、ほとんどの中年男性がメタボから脱出できます。

そんなに白米を減らすと食事量が少なすぎると思うでしょう。

もちろん、その通りです。だから、白米を食べないようにした分だけ、肉、卵、魚といったタンパク質と脂質が豊富に含まれている食品に置き換える必要があります。動物性食品は脂質が多いので太ると勘違いしている人が多いですが、肥満の原因となるインスリンを大量に分泌するのは糖質を食べた時です。タンパク質を食べた時もインスリンは分泌されますが、糖質摂取の時ほどではありません。そして、脂質を食べてもインスリンは分泌されません。

このことを知っていれば、白米と決別することがメタボ解消に大きく貢献することを理解できるはずです。

白米を動物性食品に置き換えると、ビタミンやミネラルといった栄養素も多く摂取できるようになります。栄養素の偏りを防ぐためにも、中年になったら白米の量を減らすべきですね。