むせるようになったら飲み込む力が衰えてきているらしい

私は、ヨーグルトに高たんぱくきなこを振りかけたり、おかずにけずり粉を振りかけたりして、タンパク質の摂取量を増やしています。

これらの食材は、手っ取り早くタンパク質の上乗せができるので大変重宝しています。でも、時々、粉が気管に入るのか、ゲホゲホとむせることがあります。粉だから、仕方ないかと思っていたのですが、どうも、飲み込む力の衰えもむせる原因になるようです。

1分間に唾液を10回飲み込めれば20代

先日、朝の情報番組をちらっと見たら、高齢者の誤嚥のことが紹介されていました。加齢とともに誤嚥性肺炎になりやすくなるので、中年と呼ばれる年齢になったら、食べ物を飲み込む力について意識した方が良いのかもしれません。

誤嚥は、飲み込む力の衰えで起こりやすくなり、むせる回数が多くなってきたら飲み込む力が衰えてきているそうです。

飲み込む力が衰えているかどうかの簡単な判定方法は、1分間に唾液を何回飲み込めるかを数えることだと紹介されていました。10回以上飲み込めれば、飲み込む力は20代で、回数が減っていくごとに30代、40代と判定されます。2回や3回だと、飲み込む力はかなり弱くなっているようです。

実際に試してみるとわかるのですが、飲み込むことよりも、唾液を出すことの方が難しく感じます。1分間に10回飲み込むためには、6秒間に飲み込めるだけの唾液を補充しなければならないのですが、これがなかなか大変です。のどがからからの状態だと、唾液が出にくくなるので、事前に水を飲んで口の中を湿らせておくと良いともテレビに出演しているお医者さんがおっしゃっていました。

意外と楽に10回飲み込める

とは言え、1分間に10回飲み込むのは、それほど難しいことではなかったです。60歳未満の人なら、1分間に10回以上は飲み込めるのではないでしょうか。

きな粉やけずり粉でむせるのは、あまり気にする必要はなかったようです。時々水を飲んだ時にむせることもありますが、誰にでもあることですね。神経質になることはなさそうです。

ちなみに飲み込む力を鍛えるためには、よくしゃべることが大事だそうです。しゃべらなくなると、のどの筋肉が衰えてきて、それに伴い飲み込む力が弱くなるとのこと。歌を歌うのも良いそうですから、よくカラオケに行く方は、飲み込む力は十分に鍛えられていそうですね。

むせる回数が増えてきたと感じたら、1分間に唾液を何回飲み込めるかを試してみてはいかがでしょうか?