ダイエットがうまくいかないのは糖質依存だから

ダイエットの常識とされているのはカロリー制限です。摂取カロリーが消費カロリーを上回れば太るので、常に摂取カロリーは消費カロリー以下にしなさいというのがカロリー制限です。現代人で、この理屈を疑う人は少ないですね。

最近、以下の記事を読んだわけですが、カロリー制限を信じている限り、ダイエットがうまくいくことはないんだろうなと思いましたね。

食欲を抑えられない食品は糖質が多い

上の記事で印象的だったのは、以下の一文です。

「もっとも依存性が高くて、抗えない食欲を引き起こす食べ物は何だと思うか」とSNSでフォロワーに質問したところ、印象的だったのはすべて「糖質」を含む食べ物だったという点です。

誰もが、無意識のうちに糖質依存になっているのがよくわかります。

そして、低脂肪のカロリー制限ダイエットも効果がないと言い切っています。脂質の摂りすぎで太ると思っている限り、お腹周りの中性脂肪は減りませんよ。

糖質が多く含まれている食品ほど中毒性が高く、しかも、食品メーカーの創意工夫によって何度でも食べたくなる味付けになっていますから、一度口にすると、中毒から抜け出すのが難しいです。スナック菓子なんて、毎日でも食べたくなりますよね。あんな美味しいものはありません。

もちろん、ほどほどにスナック菓子を食べていれば健康に問題ないわけですが、食物依存を惹き起こすような味付けになっているので、ほどほどで済ませるのは困難だそうです。

糖質が多い食品ほど低栄養

糖質が多く含まれている食品ほどビタミンやミネラルといった微量栄養素の含有量が少ないことも知っておいた方が良いでしょう。このブログでも、米の栄養価の少なさを紹介しましたが、毎食、白米やパンを食べている限り、ビタミンやミネラルを十分に補給するのは困難です。

食欲が抑えられなくなるのは、もしかしたら、必要な栄養素を十分に摂取できていないことも理由かもしれません。ビタミンやミネラルが満たされていないから、もっと食べてこれらを摂取しなければならないと体が反応するのではないでしょうか。

冒頭で紹介した記事には、パーソナル・トレーナーになるための栄養の講義が嘘ばかりだとも書かれていました。筋トレの世界では、当たり前とされている食事の摂り方は、健康的ではないんですね。

糖質は最も重要なエネルギー源なんて言っている業界ですからね。そんなわけありません。糖質は、脂肪酸よりも少ないエネルギーしか生み出せませんし、クレアチンリン酸よりもエネルギーを作り出すスピードが遅い、なんとも中途半端なエネルギー源です。

ダイエットがうまくいかない人は、糖質依存の状態になっているかもしれませんよ。肉、卵、魚といったタンパク質、ビタミン、ミネラルが豊富な栄養素をしっかり食べる食生活に変えていきましょう。