先日、テレビを見ていると血糖値を上げない食事の仕方が紹介されていました。このような番組は何度も見て飽きているので、あまりしっかりとは見ていないのですが、納豆を食べると血糖値が上がりにくくなるというものでした。
日本人で糖尿病や糖尿病予備軍とされている人の合計は2,000万人くらいるそうですから、血糖値を上げにくくする食事に関心が集まるのはよくわかります。でも、テレビで紹介されている方法を見ていて、「これは効果的だぞ」と思える方法は見たことがないですね。
納豆をどんなにかき混ぜても糖質を摂取すれば血糖値は上がる
番組では、納豆のかき混ぜ方で血糖値の上がり方が異なるようなことが紹介されていましたが、血糖値を上げたくないのなら、糖質摂取量を減らす方が効果的です。
食べる順番をどうするとか、何を食べるとかは意識せず、糖質含有量が多い白米、パン、麺類、果物、イモ類をなるべく食べなくする方が血糖値は上がりにくくなります。特に白米やパンは糖質が非常に多く含まれているので、血糖値スパイクを起こしたくないなら食べないのが正解です。
どうしても、白米やパンを食べたくなったら食べれば良いですが、そのたびに血糖値スパイクが起こっていると思った方が良いです。納豆を食べようが、野菜を先に食べようが、糖質が体内に吸収されれば血糖値は上がります。糖質を摂取すれば血糖値は必ず上がると認識しましょう。
納豆はひきわり納豆が良い
納豆は、糖質含有量が少なめなので、それ自体を食べて血糖値スパイクを起こすことはありません。タンパク質補給にもなりますから、食べて損はない食材です。
納豆を食べるなら、大粒よりも小粒、小粒よりもひきわりの方がおすすめです。番組でも紹介されていましたが、納豆菌は大豆の表面に付いているので、同じ重量なら、より小さい豆がたくさん入っている納豆の方が納豆菌の数が多くなります。ひきわり納豆なら、さらに細かく砕かれていますから、納豆菌もいっぱいです。
納豆菌を食べると腸内環境が良くなるとか言われていますね。でも、私は、納豆菌もタンパク質の塊だから、タンパク質補給のために小粒やひきわり納豆を選ぶようにしています。微々たる量の違いでしかないでしょうが、少しでもタンパク質を上乗せしたいなら、ひきわり納豆を選びましょう。
あと、納豆を食べる際は、けずり粉を振りかけています、けずり粉は、イワシなどの魚の粉末で、お好み焼きによく乗っている茶色い粉です。けずり粉のタンパク質含有量は60~70%くらいありますから、少量でも意外と多くのタンパク質を補給できます。お値段も50グラム前後入って、150円くらいですからコスパも良いです。ぜひ、お試しください。
とりあえず、血糖値を上げたくなければ、白米やパンを控えることです。これまでと変わらずに白米やパンを食べている限り、どんなに納豆を食べても血糖値は上がりますよ。