そのうち日本人は年中バテバテになるぞ

先日、何気なくテレビをつけると「秋バテ」という言葉が耳に飛び込んできました。

意味は簡単。秋に体が疲れることを秋バテというそうです。そんな症状があるのかとネットでも検索すると、秋バテの説明をしているページがいくつもヒットしました。自分の知らない間にまた1つ新しい病気が誕生したようです。

寒暖差で自律神経が乱れる

秋バテは、寒暖差による自律神経の乱れが原因らしい。

他に気候の変化、睡眠の乱れなども秋バテの原因になるようです。

寒暖差や気候の変化は、季節の変わり目に起こりやすいわけですから、秋に限定することじゃないですよね。1年を通して季節が変わる時は何かしらの不調をきたすのが当たり前ということでしょうか。日本は春夏秋冬と4つの季節があるので、春バテ、夏バテ、秋バテ、冬バテに備えなければならないですね。

でも、それって本当に季節や気候に関係していることなのでしょうか。

1年365日、ずっと健康な人などいないと思いますよ。大したことなくても、なんとなく体が疲れているということは、季節を問わずに誰もが経験しているんじゃないですか。秋バテなんて言い出したら、日本人は一年中バテバテですよ。

症状は商売で作られているのではないか?

初めて耳にする症状は、商売で作ってるんじゃないかと疑ってしまいます。

秋バテを予防するためにこの食品を食べましょうとか、この服を着ましょうとか、この布団を使いましょうとか、商売に結びついているように感じますね。

体のだるさは、運動のしすぎや働きすぎなど、身体的な影響の方が大きいんじゃないですか。秋だから秋バテだと考える前に最近疲れるようなことをしていなかったかを思い出した方が良いでしょう。そう言えば、ここ3日くらい睡眠時間が短かったなと思い出せれば、きっと睡眠不足の方が季節の変化より不調の原因である可能性が高いはずです。

健康維持や病気の予防は、儲けやすい分野だから、あれやこれやと新しい症状を勝手に命名しているのではないかと、少々疑い深くなった方が変に健康上の心配をしなくて良いと思いますよ。

「秋バテ?なに言ってるの。こんなの寝れば治る」

くらいの態度が、ちょうど良いと思いますけどね。