年が改まって2週間くらい経つと、よく聞こえてくるのが正月太り。
正月休みに食べすぎたから痩せなきゃという話になるわけですが、メディアも必ずここに食いついてダイエット特集をします。それら特集をざっくり見ていると、正月太りの解消には3食糖質を食べることと述べているものがあり、これはいかがなものかと思った次第です。
もはや糖質を控えるのはダイエットの王道
痩せたければ糖質を控えるのが効果的であることは、令和のご時世では当たり前。そして、太るのは脂質だと言われていたのは平成まで。
糖質(ブドウ糖)を食べると血糖値が上がり、それを下げるために分泌されたインスリンがブドウ糖を中性脂肪に変えて脂肪組織に溜めることは、多くのメディアで紹介されているので、美容や健康の意識が高い方だと当たり前に知っていることです。
だから、そういった方が、3食糖質を食べると痩せるなんて言われても無視するのですが、これまでダイエットをしようと思ったことがない方だと真に受けてしまうかもしれません。
痩せたければ、糖質を控えるのが王道。せめて1食くらいは糖質を抜く食事をしないとお腹周りについたぜい肉は減りませんよ。
動物性食品を70グラム食べたくらいではタンパク質が足りない
また、同じ特集を見ていると、タンパク質の補給には動物性食品を1食につき70グラム食べることも推奨していました。タンパク質をしっかり補給することは大切なことですが、動物性食品を70グラム食べた程度では、男性の場合、タンパク質の摂取量が不足します。
1日に必要なタンパク質量は最低でも体重1kgにつき1グラム。60kgの方だと60グラムのタンパク質が必要になる計算です。動物性食品は重量の15%から20%がタンパク質です。20%含まれていたとしても、70グラムの動物性食品から14グラムしかタンパク質を補給できません。3食で42グラムですから、思いっきり不足しています。女性だとギリギリ足りる量ですね。
もちろん、茶わん1杯のご飯を食べることでも4グラムのタンパク質を補給可能なので、1日3食で12グラムの上乗せができ、女性だとタンパク質は足ります。でも、男性だと不足していることは変わりません。
男性がしっかりタンパク質を補給するためには、1食につき150グラムは動物性食品を食べる必要があります。これで1食につき22グラムから30グラムのタンパク質量です。しかし、この量の動物性食品と一緒にご飯も食べていたのでは正月太りの解消は困難。だから、ご飯やパンなど糖質が多く含まれている食品を減らし、減らした分だけ動物性食品を食べて、ちょうど良い食事量にするわけですね。
ご飯にはビタミンもミネラルも少量しか含まれていないのですから、これらの栄養素も多く補給するためには糖質を動物性タンパク質に置き換えた方が良いですよ。
