果糖が太りやすいことが認知されてきた

最近、テレビやネットのダイエット特集で、果糖が太りやすいという情報を目にする機会が増えてきました。

果糖は、果物に多く含まれている糖分です。果物はビタミンが豊富で健康的な印象がありますが、それは作られたイメージ。果物をたくさん食べれば、その分果糖の摂取量も増え太ってしまいます。

果糖はすぐに中性脂肪に代わる

糖質の代表であるブドウ糖も果糖も、細胞に取り込まれると解糖系に入りピルビン酸に姿を変えます。ピルビン酸は、その後、ミトコンドリアに運ばれ、クエン酸回路でアデノシン三リン酸(ATP)と呼ばれるエネルギーを作るために利用されますが、ATPが十分にあれば脂肪酸合成の流れに乗ります。

脂肪酸はさらに中性脂肪となり、脂肪組織に蓄えられることから、糖質の過剰摂取が肥満の原因になるわけです。

その中でも、果糖が太りやすいのは、体内に入ってきたら、すぐに脂肪酸合成の流れに乗りやすい特徴があるから。

ブドウ糖は、解糖系に入ると、ミトコンドリアでのATP合成の状況を確認しながら、ピルビン酸合成の反応が進んでいきます。ミトコンドリアでATPが余っているようであれば、解糖系の反応を遅らせクエン酸回路の渋滞を防ぎ、ATPが不足していれば解糖系の反応を速めてミトコンドリアに速やかにピルビン酸を送ろうとします。

一方、果糖は、解糖系に入っても、このような調整を受けることなく、次々にピルビン酸を合成しミトコンドリアに送ります。そのため、果糖ばかりが解糖系に供給されるとクエン酸回路が渋滞し、ATP合成ではなく脂肪酸合成の流れに乗ってしまうのです。だから、果糖はブドウ糖より太りやすい糖なんですね。

この辺りのことは以下の記事で説明していので、ご覧になってください。

植物性なら健康的とは限らない

世の中の様々な商品が、植物性なら安心とか自然に優しいとか言われていますが、そうとは限りません。

果物を見てもわかるように食べすぎれば肥満の原因になります。

植物性が優しいという表現を目にするのは、大概が広告ではないですか。企業が売上を伸ばすためにそういったイメージを作り上げているだけでしょう。もっと言えば、植物由来の原料は、手軽に安価に調達できるから使っているのであり、他の原料より健康的かどうかなんて、それほど意識していないと思うんですけどね。