スクワットは、太もも全体を鍛えることができるエクササイズです。年を重ねるごとに歩く速度が遅くなってきたと感じる方や下半身を細くしたいと思っている方には、おすすめのトレーニングです。
でも、スクワットをしていてもあまり効果を感じないという方もいらっしゃるようですね。特にハムストリングス(太ももの裏側)を引き締めたいけど、スクワットが全然ハムストリングスに効いていないと感じる方が多いようです。
そこで、今回の記事では、スクワットがハムストリングスに効いているかどうか確認する方法を紹介します。
ハムストリングスに手を当てる
まず基本的なことですが、ハムストリングスに効かすためには、スクワットでしゃがむ際にお尻を後ろに突き出さなければいけません。現在、スクワットをやっていてハムストリングスに効いていないという方は、まずお尻をしっかりと後ろに突き出せているかどうかを確認してください。
お尻をしっかりと突き出しているけど、ハムストリングスに効いていないと思っている方は、スクワットでしゃがむ際に手をハムストリングスに当ててください。ハムストリングスに力が入っていると、筋肉がカチカチに硬くなっているはずです。
ハムストリングスが、スクワット中に硬くなっているのであれば、しっかりと鍛えることができているので、問題ありません。
ハムストリングスが疲れない
でも、スクワット中、ハムストリングスが硬くなっているのに疲れないという方もいらっしゃると思います。私も最初は、スクワットをしていてもハムストリングスが疲れなかったので、効いていないように思っていました。
しかし、意識をハムストリングスに集中すると、しゃがみ込む時に太ももの裏からお尻にかけて疲れる感覚があるのに気づきました。つまり、今まではハムストリングスに意識を集中していなかったから、疲れているのにそれを感じなかっただけだということがわかりました。
これは他のエクササイズでも同じです。
アームレッグクロスレイズやバックエクステンションをやっていても背筋が疲れない、ニートゥチェストをやっていても腹筋が疲れないということはよくあります。でも、本当は疲れているのに気づいていないだけということもあるので、エクササイズ中は鍛えている筋肉に意識を集中することが大切です。
筋肉が疲れていないからといって、負荷を強めると筋肉を痛める危険があります。
私は、アームレッグクロスレイズとバックエクステンションをしている時、ターゲットマッスルにあまり効いているような感じがなかったので、無理して背中を反るようにしていました。そうすると、数日後に腰が痛くなり、その痛みが2週間ほどとれないといった経験をしたことがあったので、今では、鍛えている筋肉に意識を集中して、負荷がかかっていることを確かめています。
結局、スクワットをしてもハムストリングスに効いていないと感じるのは、単に意識がハムストリングスにいってないだけです。ハムストリングスが効いているかどうかを確かめるために、最初は、しゃがむ時に太ももの裏に手を当てて筋肉が硬くなっているのを確認すると、自然と意識がハムストリングスにいって、しっかりと鍛えられていることがわかるようになりますよ。